第4話 扉が開いた!やったぜ外だ!?

 カァカァ、カァカァ煩く騒いでた所為か、扉の奥から足音が近付いて来ていた。

 それも人間の足音っぽい。もしかしたらここから出してくれるかも!おーい、こっちこっちー!


 注意を引き付ける為に扉を突いたりカァカァ鳴いたりしてみると、扉の奥が更に騒がしくなった。

 良く聞いてみると何か話し合っている様だ。てかNANIGO?


 そんな事考えてたらガチャガチャと鍵を開ける様な音が聞こえてきたので少し後ろに下がった。そのまま扉を開けたらガンッて勢い良くぶつかって吹っ飛びそうだったからな。

 カチャッと鍵が開いた音がして、次いでギギッと軋んだ音を発しながら扉が開いた。

 案の定扉はこっち側に開いて、入って来たのは不思議な服を着た人間達。


 デカ!……そうだ、今俺鴉になったんだったな。忘れてたぜ…。

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