十二


 武藤は家まで和久田についていくと言って聞かなかった。フェルミがアリスと名付けた武藤の黒兎の姿とその手甲があれば大方のパルタイには対抗できる、あのフェルミが勝手にことの中心に和久田を据えようとして、余計に彼の危険が増しているならば、自分がついていった方がいい、と彼女は言う。家の場所を把握する気でいることは明らかだったが、断ってもどうせついてくるだろうし、何をするかわからない。

 彼女が、こと《超常》のことになると見境がなくなることを、和久田もだんだんと理解し始めていた。そもそもことの発端からして異常だ。親友の命を奪った相手を殺すために、その相手のいわば同僚と契約を結ぶなんて、つまり彼女は最後には……関谷が死にかけの命を使って彼女に十人並みの体を与えたというのに、まるで無駄になってしまうではないか。あるいはそれが狙いなのか。親友の願いもパルタイも《ビオス》も、諸共を道連れにすることこそが彼女の願いだとでも?

 しかし他ならぬ武藤の命令であるから、和久田は従わないわけにはいかない。この異様な意志を前にして、和久田は彼女を御しかねていた。おめおめと武藤を自らの家の前、すなわちフェルミの住むアパートのすぐ隣にまで連れてきてしまったのである。

 自転車から降りた和久田にはひとつ聞きたいことがあった。

「武藤」

「はい」

「フェルミがあの姿になったりしたときは、近くにいればすぐパルタイがいるってわかるんだよな」

「はい。半径百……何十メートルくらいの距離なら、だいたいは」

「あとパルタイ以外にも、たとえばさっきみたいに、ケルペルだったり、それに準ずるものも、わかるんだな。おれが前持ってた、ゼンダーとか」

「ええ」

「今のおれはどんな感じだ」

 およそ平行の位置にあった武藤の目が和久田を見た。しかし何も言わなかった。

「おれはフェルミにパルタイの力の一部を植え付けられている、らしい。そういえば何も言ってなかったっけかな、どうだ武藤、おれからパルタイの、《超常》の気配はするか」

「いいえ、何も」

 つかつかと歩いて和久田の家の前に立つと、道沿いに開けられた採光用の窓、白みがかった灰色の壁、向かって左の玄関口と視線が動く。

「ここが和久田さんの家ですよね」

「ああ、うん、そうだよ」

 和久田の家の左右には、左に白い壁で瓦葺きの平屋建てが、右にフェルミの住む褪せた薄緑色の二階建てのアパートがあった。

「つまりフェルミが住んでるのはこっちと」

 フェルミが戸建て住まいでないことは、この数週の間に耳に入れていたらしい。武藤は迷いなき足取りでずんずんとアパートの方へ進み、郵便受けを一瞥して「フェルミ」の文字を見つけると、錆びまみれになった階段を音を立てて登っていく。和久田は色を変えて後を追った。しかしその階段は人間一人分の幅しかないのでどうしても武藤を追い越すことはできない。フェルミの居室、201号室の前に立った武藤は、ノブをひねって鍵が開いていないことを確認すると乱暴にドアをノックする。

「フェルミ! 居留守など使ってないで出てきなさい!」

 切り刻んでやる、と息巻く武藤の声は、なんとも形容しがたいが、ともかく普段とはかなり違った聞こえ方をしていた。殴りつけているといったほうが適格にも見えるいきおいで激しいノックを繰り返す。

「待て待て、待てっ武藤。器物損壊とかなったら、どうすんだよお前っ」

 そう高級にも見えず、まただいぶ古びたドアが、今にも壊れてしまいそうに見えて、和久田がドアと武藤の間に滑り込むと、武藤は眉間に深くしわを寄せた。

「まさか本気でフェルミを庇ってるんですか」

「本気だ。殺してほしくないってのは嘘じゃない」

「思考を操られている可能性とか、考えないんですか」

 思考の乗っ取り……そうだ、されているかもしれない。今こうして目の前にいてフェルミを殺そうとする武藤を排除するために。しかし当の武藤は、その乗っ取りを正反対の方向に解釈しているようだった。自分で言った言葉に自分で納得したのか、武藤はぎらぎらと目を輝かせた。

「そうです、乗っ取りですよ。和久田さんが無意識のうちにフェルミを庇うようなプログラムが、あのディングでしたっけ、あれと一緒か、あるいはそれ以外の何かしらの方法で和久田さんの頭の中に書き込まれた。だからフェルミをそんなに庇うんですよ、和久田さん、あなたは」

「いや」

 暴論だ、と言おうとしたが、怒髪天を衝く勢いの武藤は反駁を許さなかった。

「そうでもなくちゃ一体なんだって《超常》相手に、そこまで親身になれるっていうんですか! あんなに、あんなに……」

 武藤は頭の先まで血を上らせて、忌々しげに歯を軋ませた。白い肌はすっかり血の色を透かして桃色に近くなっている。

「和久田さんどいてください、この際扉を壊してでも踏み込みます」

「待て武藤、中にフェルミがいるかもわからんだろ」

「いるからそうやって身を挺してドアをふさいでるんじゃないんですか、ええ!」

「武藤!」

 水を打ったように静かになる。

 和久田はいくつかのことを同時に考えた。一にフェルミが植え付けた強烈な願いの怪物、二にはビオスと共に関係のあってないようなパルタイの命さえ狙う武藤、三にはあの道化じみた隣人フェルミ、そして和久田がかつて憧れ挫折した二つの英雄像。

「まず、ひとつ聞きたい。どうしてパルタイを殺そうとする? お前が殺したいのはビオスだ、パルタイじゃないはずだ。放っておいていいはずのパルタイを、どうしてそんなに執拗に追い回す」

「パルタイが人を殺すからです」

「それじゃ説明になってない」

「なってない? どこがです」

「人間だって人を殺せる。いや、おれが言いたいのはそういうことじゃなくて、そうだ、フェルミから聞いた話だがパルタイは全部で八人いるらしい。もしフェルミを殺したとしてもあと七人もいるわけだ。フェルミも、それ以外のパルタイ、たとえばあのニールスも、今この瞬間にも、どこかで人間の《存在への意志》、魂をかき集めている最中かもしれない。八人が八人せっせと魂集めをやってる、より多くの《意志》を取り込んで超人になるためにな。もし武藤が人命救助を目的にするならただのいちクラスメイトにこんなに長いことかかずらってないで町中歩き回ってパルタイを探せばいい。部活にも入ってないんだし放課後の時間はたっぷりあるだろ。まとめるとだ、おれが言いたいのは……」

 続く言葉を口にしようとして、ずいぶんと自意識過剰に聞こえる台詞だなと思い、少しだけ和久田は自分の口角が引きつり上げられた気がした。結局のところこれは、何か武藤に聞くという類の話ではなかったのだ。そして和久田は自らがその嘘によってこの美神を騙さねばならぬことを悔いた。きっと自分には最後にはひどい神罰が、何らかの破滅的な罰が下るに違いないと思った。

「おれの周りで色々としでかすのは本当にやめてほしいんだ。何を考えてるのか全部がわかるわけじゃないけど、迷惑は迷惑なところもあるしさ」

 それでもこの場をどうにか切り抜けねばならない。和久田は当然武藤を殺したくなどないし、フェルミを見殺しにすることもできない。穏便で確実な方法によって、武藤をこの場から立ち去らせなければならない。もしもフェルミが帰ってきて鉢合わせになろうものなら、きっと三人の全員が無事ということにはならないだろう。そしてその方法は、この場限りではなく、できる限り長い間続くもの、可能であれば永続的なものである必要があった。

「フェルミも殺さないでほしい。おれが、武藤、お前に何か願うことがあるとしたらそれが第一だ。一つ目がフェルミを殺さないこと、それから二つ目はおれや、それからフェルミや井坂、西門にも、とにかくおれの知り合いにはかかわらないこと、もし必要があるとしても最低限に抑えること。今の武藤、お前の生活ぶりならできるだろう。ビオスか超常か、とにかくあれらのことについてだけかかわって、クラスメイトともろくに交流しない、今のやり方なら……」

 武藤は白くなり、顔をこわばらせて、小さく震えていた。期待を裏切られたような顔をしていた。和久田にはそのように見えた。そして、畳みかけるように言葉を続けた。

「おれの願いを叶えてくれるんだろう?」

 彼女は低い姿勢を保ったまま、限界まで一重の目を見開いて、油の足りない機械のようにぎこちなくゆっくりとうつむいていった。震えが引き結ばれていた唇に伝わって、しばしの間その唇は言葉以前の形をつくってうごめいた。拳があまりに固く握りしめられているので、指先はうっ血し、色素の薄い肌を透かして血の濃い赤色が表に現れていた。

「本当に」小さくなった武藤が声を発した。「本当にそれだけなんですか? フェルミに願おうとしていたことは、それだけじゃないでしょう?」

「あるにはある。でも、武藤には叶えられない。おれはこんな歳になっても特撮もののヒーローに憧れててな。小学校の時仲の良かった友達も本当にかっこよくて、そいつにも憧れてた。いや、今もそうかもな。でも、その二人みたいになりたいっていっても、それはできない相談じゃないか。フェルミが計画してるっていう鎧型のザインっていうのも多分おれのこの願いをどうにかして知って、その気にさせようってことなんだろうが、そういう特別な力があったところで、精神的なところで、英雄的にあれないってことは十分ありうるだろう。いくらパルタイといえど人の精神までは変えられないだろうからな。ましてや武藤にはできないことじゃないか。だから却下ってわけさ」

「そんなことじゃあなくって!」

 武藤が顔を上げて、両目がまっすぐ和久田をとらえた。

「和久田さん、本当にそんなことなんですか? それ以外にももっと、あるんでしょう。何か、もっともっと激しい……その身を焼き焦がさんばかりの、どんなものかはわからないけれど、あるんでしょう、強い願いが!」

「そんなことって、お前、いや」

「そのくらいわかります!」

 武藤の瞳は和久田の瞳孔をとおして彼の魂までも射貫いているかのようだった。心の底を見透かされているような心地がして、和久田は内心で縮み上がっていた。ひょっとすると本当にこいつは、おれが何を考えているのかわかっているのかもしれない。そんなはずがない、はずだ。

 武藤は口角を上げた。笑みを作っているつもりらしかった。

「今だって精いっぱい何か耐えようとしている……本当に、いいんですよ? 私ができることなら何でも、本当に何でもしますから。だから」

「違う!」

 それだけは否定しなければならなかった。きっと彼女は自分が何を言っているか本当のところは理解していないのだ。武藤は和久田の中に巣食う怪物を知らない。この怪物は今やヘレネスにとってのディオニュソスのように、魂のもっとも根深いところまで根を下ろさんばかりに、和久田の心を蝕んでしまっている。少しでも彼女が自分の体を許そうものならば、きっとこの怪物はまたたく間に白く細い肉体全てを貪りつくしてしまうだろう。

 何でもするだなんて言うもんじゃないんだ。おれは、お前を……。

「武藤、お前、誰かを殺したいって思ったことはあるか。恨みや憎しみじゃなく、単純にそうしたいって、願いとしてそう思ったことはあるか。おれはある。今だって、誰でもいいから誰かを殺したいと思ってるんだ」

 武藤は変わらず和久田を見ていたが、「恨みや憎しみじゃなく」の辺りから明確に表情が変わった。一度顔全体に向けられていた視線が、もう一度和久田の両目に注がれるようになったのだ。濃い色をした小さな瞳の中には二つの青い光点があるように見えた……。

 よりによって武藤の前でそんな嘘をつかねばならないことに、和久田は胸が張り裂けそうになった。これもまた嘘だ。誰かをなんて、そんな漠然とした願いじゃない。殺したのはほかの誰でもなく武藤なのに! 人が死ぬことへの色濃い忌避はなくとも、人を殺すことだけは、絶対にしたくないことなのに! ただ武藤、おまえだけを殺せるなら!

「といってもさすがに顔見知りを殺すのは気が咎めるし、大体おれの知り合いは男所帯だから殺すにしたって手間がかかる。スポーツをするでもない、体をとくべつ鍛えてるでもない、お前みたいなほそっこい女子ってのは好都合なんだよ、武藤」

 武藤は「冗談は」と言った。冗談はやめてください、と言おうとしたのだろう。しかし和久田が言っていることは真っ赤な嘘でこそあれ冗談ではないのだ。

 和久田はそれまで全身で201号室の扉にはりつくようにしていたが、そろりと右足を前に出した。武藤も即座に一歩退いたが、しまった、という顔をした。反射的な動きだったのだろう。和久田としては今言ったことを本気にして怯えながらでも一刻も早くここから逃げ去ってくれた方が都合がいいのだが、武藤はあくまでとどまるつもりらしい。そして殺人願望を告白した和久田を前にして後ずさりしてしまったことに負い目さえ感じているらしいふしがあった。

 本当に、少し脅かしでもしないことには信じてくれないのではなかろうか。武藤もまさかクラスメイトに殺人願望持ちの人間がいるだなんて夢にも思わないだろうし、信じられないという気持ちもわからないではないのだ。しかし、「少し脅かしてやろう」などと軽い気持ちで、たとえば首に手をかけたりしようものなら、そのまま殺してしまいそうだった。それは避けたい。しかしもはやそうするより、つまりは怪物の願いのほんの一部を実行に移すより、ほかないのではないか?

 和久田が武藤の首に視線を注ぐと、その白い筒はやはり陶磁器のように滑らかで、腱や筋や筋肉の隆起が浮き出て、まばゆい白い色をして、ほんのわずかに透ける静脈とおぼしき血管の色は思わず息を呑むほどだった。その手前にある黒い髪との対比の、なんと……彼はその素晴らしさを表現する言葉を持たなかった。そんなものは此岸にも彼岸にもないのだ。

 和久田はさらに左足を一歩踏み出した。武藤をわずかでも汚さぬため、ほんの少しでも触れないようにと、これまではドアにはりつくようにしていた。しかし逆に体に触れ、押さえ込む気でいれば、前に出ていくこともできる。

「ああそうだよ、マゾだってのは真っ赤な嘘だ、おれは嘘をついた。ごめん。なあ、お願いだからここは一回退いてくれないか。おれは今この瞬間だって人を殺したいと思ってるけど、だからって武藤を殺したくなんてないんだよ。矛盾してるけど、本当にそうなんだ」

 和久田の手は今にも白い首にのばされようとして、中途半端な位置に持ち上げられたまま小刻みに震えていた。

 跳躍能力とあの爪を除けば武藤が和久田に身体能力で勝てるということはないに違いない。と、そこで和久田は彼女がいまだに爪を展開していないことに気付いた。人の死というものを過剰にきらう武藤だから、こんな状況でも和久田を傷つけたくないと思っているのだろう。あの夜和久田に刃を向けたのも、もっぱらディングを破壊するためだったはずだ。

 二人ともまったく動かなかった。武藤はどうしようとも生身で和久田を追い越してドアにたどり着けそうにないし、和久田もできることなら彼女に指一本触れたくないのだ。和久田の中の武藤陽子を神聖視する心が、神聖ならざる自分の指が彼女に触れることを許さなかった。

 二人の膠着状態を破ったのは、武藤の背後から聞こえてくる、かつん、かつんという音と、やがて階段を上って現れた黒い影だった。

 それに最初に気付いたのは和久田だった。最初にその姿に気付いて、それから金属の階段を上る足音があったことに気付いたのである。ほっそりとした体つきをした長い髪の女性で、頭の上にちょこんと水平帽をのせていた。ほかの住人だろうか、道をあけなくては、と動こうとして改めてその人影の身なりを確認したとき、そんなのんきなことを言っていられない状況にあることを和久田は理解した。

 全身が黒い。黒い水平帽、黒い髪、黒い瞳、黒い服、黒い靴……何から何まで黒い布で作られた水兵服なんてものを、和久田は見たことも聞いたこともない。

 小さな顔には、その半分ほどはあろうかという大きな目があった。しかしその目にはおよそ生気といったものが感じられず、目のほとんどを占める瞳は墨で塗りつぶしたように真っ黒い色をしていた。

 和久田の視線がいよいよよそに移ったのを見て武藤も背後に振り向き、その黒い影をみとめると、しばし固まってのち、影に対して一歩下がると同時に、和久田に背を向けることも顧みずに体勢を百八十度ひっくり返した。和久田もあわてて後ろに跳び退るその頃には、武藤の両手には殺意と憎悪を固めて作ったあの爪が展開していた。

 武藤のレーダーはべつに黒兎の姿にならなくとも機能していたはずだが、一体どうしてこんな至近距離まで近付けたのだろう。その武藤からはもっとも近いタイミングでは彼我の距離が三メートルもなかった。

「ああ、レーダーが利かないという話なら簡単……ですよ? だよ? わからない……単に黒い服に着替えたというだけのことだから」

 全身黒一色の影は武藤の爪を前にしてなお涼しい顔で水平帽を取り懐に手をのばす。一見隙だらけで、事実武藤もそう思ったのだろう、五倍近い長さの爪をそなえた指をそろえた手刀による突きを彼女の顔面めがけてくり出す。

 しかし刃は人形のような顔をずたずたに切り裂くことなく、その手前で金属のぶつかり合う音を伴い止まった。パルタイを縛るレーゲルの発動した際の音や、あるいは武藤の呪いがその力を発揮したときの音のような、この世ならざる澄みきった感じはそこにはなかった。あくまでも現実に何か二つのものがぶつかった音なのだ。爪と顔の間には、真っ黒い色をした子供用の小さな鋏があった。

「はじめましてアリス、それから《鎧型のザイン》の被検体、名前はたしか、そう、ワクタとかいったか。挨拶をしたからにはこちらも名乗らなければならないね? わたし、いやぼく? おれ? 日本語は一人称が多くて困る。ドイツ語で名乗っても通じるかな」

 いや違う、和久田は気付いた。鋏も小さいがそれだけではない。彼女の手も指も異様なほど大きく、長いのだ。彼は同時にあの紫のパルタイ・ニールスの言葉を思い出した。反フェルミ派の筆頭の一は……

『Ich bin Partei【fuenf】gruen《amorph》Flyorov』

 パルタイ【5】不定形フリオロフ。

 空間が泡型に膨れ上がって沸騰する感覚があり、円い瞳と髪とに新品のアクリル絵の具を思わせる毒々しい鮮やかな緑色が現れた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る