「何ですか？このアニメ、バトルアクションじゃないですか？どこにくさいセリフがあるんですか？」

「あずあず、酔っ払い過ぎ。」

太郎は、麦茶を飲みながら言った。

「酔っぱらってませんよ！」

「でも、お手柄だね。あずあず、仲丸透に本当の罪を認めさせるなんて。」

「ふん！どうせ木村太郎！お前には全てお見通しだったんだろ！かっこつけてわたしに仕事させるなんてどんだけ自信過剰なんだよ？あぁ？」

「あずあず、酒癖悪すぎ、引くわ。」

「でも、ありがとうございます。わたし、１人だったらセンチメンタルになって泣いて…。あーあー！」

「結局泣くんじゃん。」

太郎は、梓をベッドに寝かせて夜の散歩に出かけた。

「何だかな、ルナ、レナ、人間てすごいよね。」

ルナとレナは、太郎をただ見つめているだけだった。

太郎は、２匹を抱き上げて

「ずっと一緒だぞ！」

と言った。

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