Vampire Killers 13

 ふと一抹の不安を感じてあとを追い、裏口の扉をくぐる――左側は老夫婦の自宅の敷地につながっており、右側には少し広いスペースがある。食材等の搬入業者が、荷物の積み下ろしを行うための場所だ。

 奥のほうには屋根つきの自転車置き場と思しきスペースが用意されているが、今は使われていないのか自転車は一台も止まっていない――三人の姿は見えなかったが、話し声は聞こえてきている。

 そちらに歩いていって建物の角を曲がると、ちょうどさっきアルカードに危うく手首を折られかけた小柄な男が大型の自動拳銃を懐から引き抜くのが視界に入ってきた。

 だが男が据銃するよりも早くアルカードの手がまるで鎌首をもたげたコブラが獲物に襲い掛かるかのごとき俊敏な動きで伸び、自動拳銃のスライドとフレームを同時に掴み止めた。その結果、男は懐から抜き出しかけたTTトカレフ自動拳銃を、銃口がまだジャケットの内側に残っている状態で止められることとなった。

「やめとけ。こんなところで銃声を鳴らすつもりか」

 アルカードははっきりとした侮蔑をこめた口調で、

「なあお客様――この際だからはっきり言っとく。目障りだからとっとと消えて失せろ。そして二度と、俺にもこの店にも関わるな。あの人たちがここを手放す気が無い以上、俺もどんな条件を提示されようがおまえらの地上げを呑んだりはしない。おまえらがどんな条件を提示しようが、それが書類上はともかく中身までまともだなんてことはありえないからな」

 アルカードはそう言ってから、何事か言いかけた男たちを視線だけで黙らせた。

「最後の通告をしておいてやろう――俺はな、無駄が嫌いだ。もう十分貴様らにはつきあっただろう――勝つとわかってる相手に、自分から喧嘩売るつもりは無い。だが売られれば全部買うし、成り行き次第じゃ全力で潰す――そうすることが必要だと判断したら、親兄弟や女房子供はもちろんペットの犬猫や家畜の牛豚、鶏までまとめて挽き肉にするぞ。今度この店の周りをちょろちょろうろついたり、あの夫婦や俺の身内にくだらねえちょっかいかけたら――」

 メキメキという金属がひしゃげる様な音が聞こえてきて、フィオレンティーナは眉をひそめた――対して小太りの男のほうは、自分の胸元から聞こえてくる音の正体に見当がついているのか表情を引き攣らせている。

「――そのときは――」

 言いながら、アルカードは自動拳銃から手を離した。拘束から逃れたトカレフ――グリップに星マークが入っているところを見ると、中国で生産されたコピー品だろうが――を眼前に翳したごろつきが、スライドもフレームも銃身も区別がつかなくなるまで完全に握り潰されてただの鉄塊と成り果てた有様を目にして硬直している。

「――失せろ。忠告はこれが最後だ――俺にこんな店なんぞどうでもいいと思わせるな。その薄汚ぇ首と胴体を、つないだままでいたいならな――次にその馬鹿ヅラを見かけることがあったら、そのときは容赦無く殺すぞ」

 そう宣言して、アルカードは野良犬でも追い払う様にして適当に手を振った。

「――ああ、それと。財布を置いていけ。おまえらが引っくり返して割った食器の弁償と、テーブルクロスのクリーニング代だ」

「な、ふざけてんじゃ――」

「じゃ、ハラワタでも見せるか?」 口答えした小太りの男の頬をいつの間に取り出したのかナイフの横腹でひたひたと叩き、

「何度も言うが、俺をこれ以上怒らせるな。俺にとっちゃこの店なんぞ、道楽以上の意味は無いんだ――別に棄てても困らねえんだよ。今はまだこの店と店の奴らのほうが大事だから抑えてるがな――俺がこの店の風評も店員の生活もどうでもいいからおまえらをぶち殺したいと思ったら、それが貴様らの人生の終わりだ。母親の小汚い股の間からこの世にひり出されたことを、心底後悔させてやってもいいんだぜ――失せて生き延びるか刃向かってくたばるか、どっちでもいいからさっさと選べ。一分たっても選べないなら、こっちで勝手に選んでやるが」

 その言葉に、ふたりの男たちが懐から取り出した分厚い財布を足元に落とす。その財布を爪先で脇によけて――不要なものを返すつもりは無いらしい――、アルカードは彼らを適当に追い払った。

「ったく、くだらん手間を取らせやがって」 最後に出した吸血鬼の指示に従って店の中から見えない様に左手に向かって脱兎のごとく逃げてゆくごろつきどもを見送ってそうぼやいて振り返ったところで、アルカードはフィオレンティーナに気づいて目を丸くした。どうも今まで気づいていなかったらしい。

「なんですか、あの人たち」

「気にするな、ただのゴミの山だ」 即答してから――巻き上げた財布を持ったまま店に戻るわけにはいかないから店の裏口から戻るつもりなのだろう、アルカードはこちらに向かって歩いてきた。

「あんなふうに追い払ったりして、大丈夫なんですか? 警察に行かれたりしたら――」

「それは無いと思うよ――プライドだけは一人前の連中だから。それに一応マフィア稼業だしな、嫌がらせに行った相手に財布巻き上げられて追い払われましたなんて言って警察に相談なんぞしようもんなら、所属組織のほうに痛めつけられるだろう」

 彼は歩きながら財布の中身を検めて、

「免許持ってるのか、ああいう連中って」 とかつぶやいたりしている。

「免許証は写真入りだから役に立たないんだよなぁ――なにかほかにあればいいのに。健康保険証とかあればベストなんだが」 アルカードは不穏当なことを口にしつつ裏口の扉を開けて横にどき、フィオレンティーナのために道を譲った。

 

   *

 

「これでよし、と」 洗い終わった食器の最後の一枚を水切り籠の中に入れたところで、アルカードが満足げに息を吐いた。

 その様子を椅子に座って食後のお茶を飲みつつ眺めていたフィオレンティーナは、自分の運命の巡り合わせの悪さに溜め息をついた。

 アルカードがエプロンをはずしつつ――そのエプロンひとつとっても、手を出すに出せないフィオレンティーナをからかうためだけにわざわざ用意したものなのではないかと疑えてならない。セントバーナードみたいな垂れ耳の犬のおまわりさんのアップリケがついた、明らかに子供の作品らしい手作り感あふれるエプロンをまんじりと見据えたとき、アルカードが不思議そうにこちらを見遣った。

「どうした? そんな人生に行き詰まった、妻の不倫に悩むサラリーマンみたいな顔して」

「なんでそんなに喩えが生々しいんですか……っていうか、なんですか、花の乙女に向かってその失礼な表現は」

「そう言われてもな。ちっとも花の乙女っぽくなかったんでな、今の顔は――なんていうか、いらいらしたブルドックみたいだった」

 その言葉にちょっと衝撃を受けながら、フィオレンティーナはこの小憎たらしい吸血鬼にどうやって仕返ししようかと考えていた――そんな少女の胸中など知らぬげに、アルカードは玄関に向かって歩き出している。

「じゃ、俺はちょっと出かけてくる。鍵は開けておいていい、どうせ五分で戻る」

「どこへ行くんですか?」

「店だよ――あのおんぼろのパソコンを取ってくる。こないだ君に襲われかけたときに新しいパソコンを買ってきたんでな。データを移したいんだ」

 その言葉に、フィオレンティーナはかすかに眉を寄せた。たしかに、アルカードは先日のショッピングセンターで購入したものと思しき東芝のノートパソコンを、最初にフィオレンティーナを部屋に連れ込んだ初日以降ろくに使っていない。

 適当に手を振って、アルカードは玄関から出て行き――あとにはなおのことアルカードという吸血鬼の在り様が理解出来ぬまま首をひたすらかしげるフィオレンティーナと、じゃれついてくる仔犬たちだけが残された。

 つくづく理解に苦しむ吸血鬼だ――普通の吸血鬼は夜な夜な出歩いては無差別ではないにせよ、頻繁に人を襲う。あるいは手下を使って犠牲者を拉致する。

 アルカードは違う――まだ身近にいて一週間と経たないが、この吸血鬼は今のところ接触した人間の数こそ多いものの、そのうちの誰に対しても危害を加えていない。

 一般的に噛まれ者ダンパイアは毎日人血を摂取しなければならず、一日置けばひどい飢餓感に苛まれ、三日置けば半狂乱と化し、一週間も経つころには衰弱死寸前の状態になる。

 生存にそもそも吸血を必要としないロイヤルクラシックはともかく、最上級の噛まれ者ダンパイアである『剣』ですらそれは変わらない。吸血鬼も食事は必要とするが、食事同様生命活動に必要不可欠なのが吸血なのだ。

 だというのにあの吸血鬼は血も吸わず気も狂わず、平然として日常を送っている。あれではまるで、アルカードは最初から吸血鬼ではないかの様だ。

 それに、『剣』だ――アルカードが『剣』であるのならば、なぜ彼はドラキュラに逆らえるのだ?

 『剣』とはすなわち、真祖の性質をもっとも劣化無く受け継いだ最上級の噛まれ者ダンパイアだ――本来の『剣』は、真祖に絶対の忠誠を誓う人間が自らの意思で吸血に身を任せるときにのみ完成する。

 その意味でドラキュラに殺意をいだいているアルカードはどれだけ従順なふりをして吸血を受けても『剣』にはなりえないし、カーミラに血を吸われた自分だって、強力な噛まれ者ダンパイアにはなっても『剣』にはなりえない。

 今まで誰も気づかなかったのが不思議なくらいに、それは自明の疑問であった。

「――あれ? まだいたのか?」

 そんなことを考えたとき、心底意外そうな声を出しながら、アルカードが玄関から顔を出した。それだけあれば用が足りるのか、店にあったパソコンの本体だけを小脇にかかえている。

「いけませんか」

 フィオレンティーナのそのつっけんどんな言葉に、アルカードはあれ? 俺、ここの家主だよな?と首をかしげてから、

「別に――ただ、もう部屋に戻ったと思ってたよ」

 そう言ってから、彼は小脇にかかえた年代モノのパソコンの本体を持ったまま、そのまま廊下を歩いていって自室に消えた。

 廊下に出てその背中を見送ってから、フィオレンティーナは結論せざるを得なかった。

 あれは『剣』などではない。

 おそらくは噛まれ者ダンパイアですら、ない。

 なにか別の、もっと強力な存在だ。

 

   *

 

「ありがとうございました――」 最後の客を送り出したところで、フィオレンティーナは小さく息を吐いた。

 その背中を軽くぽんと叩いてから、レジを離れたアルカードが台拭きを持って歩いていく、その背中越しにねぎらいの言葉がフィオレンティーナの耳に届いた。

「お疲れ」

 結局、見学していられたのは数十分間だった――やがてランチタイムは近くの大学といくつかの会社と市役所から昼食にやってきた多くの人々によって修羅場と化し、フィオレンティーナも見習いウェイトレスとして駆り出されることとなった。

 といっても接客が出来ないので、せいぜいが食事客の出て行ったテーブルの皿の片づけくらいしか出来なかったが。

 アルカードは先ほどのならず者のことを考えているのか、若干不機嫌そうにテーブルを拭き上げてテーブルクロスを取り替えている。

「いや、ご苦労様」 ぱしん、となんの悪意も無くただねぎらいをこめて、チャウシェスク老人が少女の肩を叩く。若いころはさぞかし綺麗だっただろうと思わせる、年老いた女性がそのかたわらに立っていた。

「まだちゃんと紹介してなかったな、妻のイレアナだ」 老人が女性を紹介する――老婦人と目が会うと、彼女はうれしげに笑いながら両手を差し伸べて、有無を言わさずにフィオレンティーナを抱きしめた。

 ……!?

 状況についていけずに硬直するフィオレンティーナを見て、チャウシェスク老人が声も無く笑っている――アルカードが作業の手を止めないままくすくす笑うのが、見えなくても気配でわかった。

「まあまあ、綺麗な子だとは思ってたけど、ちゃんと見てみたらこんなに可愛らしいお嬢さんだなんて! イレアナ・チャウシェスクよ。よろしくね、フィオレンティーナちゃん」

「あ、はい……」

 老婦人の突飛な行動にびっくりしていたフィオレンティーナはそれだけ小さくうなずいてから、アルカードに視線を向けた――アルカードはこちらに視線を向けてはいない。彼は先ほどのろくでなしどもがテーブルから叩き落とした食器の破片がどこかに落ちていたりしないか、テーブルや椅子、観葉植物の鉢の下を調べて回っていた。

「どうした、アルカード?」

「ああ、今日の昼間、またあの馬鹿どもが来まして」 手を止めないまま、アルカードがそう返事をする。

「今日もまた、あの連中が来たのか」 苦々しい表情で、アレクサンドル老人が口を開く。

「ええ――今日はそれなりに脅しつけておきましたから、おそらく大丈夫かと思いますが」 細かな破片を摘み取って、アルカードがそんな返事をする。

「あのならず者たちのことですか? ――はじめてじゃないんですか?」

 フィオレンティーナの問いかけに、老夫妻は厭な顔をしたままうなずいた。

「もうそこそこに長い。どうも、この店も含めて、周りの土地が欲しいらしい。先日交渉をはねつけたが、それ以来しつこく嫌がらせをしてきてる」

 その言葉に、フィオレンティーナはアルカードを見遣った――アルカードはまったく反応を示さない。

「わたしたち夫婦がここで店を構えたのは、三十年くらい前の話なの」

 イレアナが当時を思い起こす様に目を細めながら口を開く。

「当時のこの店は、本当にはやってなかったわ――そもそも周りには民家しかなかったから当たり前なんだけれど。それでも一応生活は出来てたから、それでもよかったんだけどね――十七、八年前ごろから再開発の話が出てきて、十五年くらい前からそれが本格化した。今じゃこのとおり、店の近くにはJRの駅と大型のモールが出来て、高速道路も開通して、市役所に有名大学のキャンパスが出来て――特にここ何年か、地上げが厳しくなってきてるのよね」

 老婦人はそう言って嘆息し、アルカードのほうを見遣った。フィオレンティーナはその視線を追って、

「アルカードとはつきあいが長いんですか?」

「え? ええ。あの子がこの街に来たのは十年以上前かしらね。行くあてが無いって言うからうちでしばらく面倒を見て――そのままうちの店で働く様になって、今じゃもうあの子がいないとうちの店は立ち行かなくなってしまったから」

 その言葉に、フィオレンティーナはイレアナの視線を追った――アルカードは相変わらず、なにを気にした様子も無い。

 アルカードの容姿は、きっとそのころから変わっていないのだろう。にもかかわらず老人たちが疑問をいだかないのは、アルカードが魔眼による精神干渉をかけているからに違い無い。

 アルカードの魔眼は本人の言葉から察するに直接的に対象を破壊したりする能力ではなく、視線に鹹め獲った相手の精神に対してなんらかの干渉を行うものだ――平たく言ってしまえば『相手に言うことを聞かせる』、そういった能力らしい。

 おそらくアルカードは、自分に日常的に接触している人々に対して『自身の容姿に疑問を持たない』ことを強いているのであろう――支配系の魔眼の能力の大半は本人に自覚を生じさせないものだから、老人たちは自分がなんらかの制約を強いられていることさえ気づいていないだろう。

 だが、十年前――そんなに長い時間を、アルカードはこの狭い島国で過ごしてきたのか。

 破片探しに満足したのか、アルカードが立ち上がる。

「アルカード、どうかな? 少し遅い時間になってしまったが、お嬢さんの歓迎会ということで、少しつきあわないか?」

 アレクサンドル老人の言葉に、アルカードはかすかに笑った。

「ええ、いいですね――でも、すぐにはちょっと。彼女を紹介しに来て、そのまま仕事に入ってしまいましたから、彼女の部屋が用意出来てないんです。それが終わったあとでもかまいませんか?」

 アレクサンドル老人がその言葉に腕時計を見遣る。

「九時か」

 アレクサンドル老人を待っている間に聞かされたところによると、基本的にはこの店は特に予約が無ければ夜九時で閉店するらしい――アルカードに言わせると、この店の客層は市役所職員や近所の大学の学生に集中している。

 そもそも住宅街の中にあるために、たまに気が向いた近所に住んでいる人たちが外食に来る以外は夜遅くまで客が入ることは稀らしい。幹線道路沿いのファミレスのたぐいではないので、あまり遅くまで営業しても誰も来ないのだ。

 ただ、昼間に関しては再開発で人が増え始めた当初からずっと営業しているからか、ほかの飲食店に比べると固定客が多い――近隣の大学生たちが友人とおしゃべりをしようと喫茶店代わりに訪れることもあるし、古株の市役所職員たちが同僚と一緒にやってくることもある。

 あとは若い女性店員を口説きに来る者もいるらしいが、アルカードの話だとどうにも脈は無い様だ――彼の言葉を借りれば『身内でくっついている』、要は男性従業員と恋仲であるらしい。

 それに今日の様子を見るかぎり、アルカードを目当てにやってくる女の子も多そうだ――吸血鬼であるという事実を知らずに見れば、この昼型吸血鬼はさぞかし快活で颯爽とした好青年に見えるだろう。

「九時半では? それとも明日のほうがいいかな」

 その言葉に、アルカードがフィオレンティーナを見遣る。

「大丈夫か?」

 フィオレンティーナはアルカードの言葉に、小さくうなずいた――カンゲイカイという言葉の意味はわかったし、お腹も減った。そもそも財布もトラベラーズ・チェックも教会に置いてきてしまったフィオレンティーナには今のところ自活の手段が無い(=一文無し)ので、ただで食事にありつけるというのはありがたい。

 その反応に、老夫人が笑う。

「よかったわ。フィオちゃんが入ってくるって聞いてたから、お仕事が終わったらご馳走にしようと思って食材を準備しておいたのよね。今日が駄目って言われたらどうしようって、内心冷や冷やしてたのよ」

「そうなんですか――次の発注を一日早めておくかな」

「ごめんなさいねアルちゃん――相談無しにやっちゃって」

「いえ、問題ありません。そもそも決定するのはおふたりで、俺はそれに合わせて雑務をこなすのが仕事ですから。それに、昨日食材が届いたばかりですから、これが原因で明日の材料が無くなったりはしません。俺が対応すればすむことです。あとでなにをどれくらい出したのかだけ、教えてください」

 アルカードは軽くかぶりを振ってそう答えると、少しだけ微笑んだ。

「それじゃ、俺はフィオレンティーナの部屋の用意をしてきます――たしかルイーズが寝具を一式持って帰らずに置いていきました。俺の部屋の二階の倉庫に置いてありますから、それを使ってもらいます――それを彼女の部屋に運び込んで鍵を渡すだけですから、すぐに終わるでしょう」

 そう言って、アルカードはフィオレンティーナの肩を促す様に軽く叩いてから、軽く会釈した。

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