底辺投稿者がお勧めする創作関連本／鑑賞の手引き

新井一「シナリオの基礎技術」

新井一「シナリオの基礎技術」。脚本家を目指す人達の間で脚本の基本書とされている本。これ一冊で脚本について大よそは分かるけれど、肝心な物語を紡ぐという点では無言に等しい。「ハリウッド・リライティング・バイブル」などの類書で補う必要がある。

基本的にはプロットを考えて箱書きをしていく。箱書きは要するに粗筋を箇条書きにするイメージで考えればよい。内容が詳しくなるにつれて大箱、中箱、小箱と細かくなっていく。

箱書きを終えて実際の脚本の執筆にとりかかる。ただ、プロでも箱書きは途中までで、それ以降は筆の進むままに任せるという人も少なくない様だ。