桜が名前ある誰かになるまで

名前ある誰か

第1話はじめに

 はじめまして、こんにちは、名前ある誰かです。


 今回は私がなぜ『名前ある誰か』になったか語りたいと思います。


 たいした話ではないので、どうぞお茶を飲むなりお菓子を食べるなりごゆるりと。


 まずは『桜』を説明しなくてはなりませんね。


 かつての私、それが桜。


 もう一つの書き物(『どうなるかわからない毎日』)とは語り方が異なるのをお許しください。


 ゆるく、時には込み上げる気持ちをおさえて。かつての自分を思い出しながら。


 まずは、そんな調子で始めたいと思います。

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