第2話如月 梓
梓さんは旧暦月名をもつ能力者で二月、つまり如月の能力はこの世のものではないものを祓う能力。
僕は梓さんしか旧暦月名の名を持つ人に出会ったことがないからほかの能力については分からない。
けれど少し前梓さんが、「睦月がいればもっと力がだせるのに」と言っていたから恐らく一月の名を持つ人は能力を強化出来るんだと思う。
睦月 龍ノ介さん以外に梓さんから聞いたことは無い。
だから聞いてみたいと密かに感じている。
梓さんは如月の能力を持っているからどうしてもこの世のものではないものと関わることが多い。
そのためむやみやたらに外へ出ることが出来ない。
出るとすぐに妖力が強いので襲われる。妖力欲しさの無能な妖たちに。
そこで相棒の僕が、全く妖力をもたない僕が依頼人と会い、話を聞き梓さんへ報告する。これが相棒である僕、宮本凌の仕事である。
どうしてただの一般市民が能力使いの梓さんの相棒になれたかはまた今度話す機会があるだろう。
今日もまた梓さんの祓う姿が見られる──
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます