短歌記憶帖6
森の 仲間
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くたびれた労務者は火ぃ燃やせあぁれはどこぞの灯台やろか
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ああ百合よ黒きほのおが浜あぶりサツキが風は水脈をも抉る
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波線を下げて次第に現れる小麦の娘は秋には去りぬ
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画面先あぷたん今は何してる知らぬ娘なのに知らない人に
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あの蓋を開けられまいと締め上げてそれに比べて娘の腕は
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吾は惑うチョットマッテが通じない闇の温みは見るもたちまち
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剥離した白の飛沫は道の華もしや手向けかそれともただの
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せきたててあまからこんと梅雨したるあいあい傘は透き戸を鳴らす
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