姉妹《きょうだい》でいく異世界でまったり旅

@erisu_sendou

エピソード0-1

私、九条くじょう 幸恵さちえは、この春から高校生になる15歳の女子高生である。家族構成は、父である正幸まさゆきさん、母である美波みなみさん、姉の美咲みさきさん(春から大学生の18歳)、弟のゆう(春から中学年の12歳)、妹のゆき(優と同じで12歳)の、6人家族です。

まあ、ここまではなんてこと無い普通の日本家庭なのですが…


とりあえず、父と、母はいたって普通の普通の人である。まあ、ここまでは、よしとしましょう。


まず、弟の優なのだが、小さい頃から両親にスカートやら、フリフリの服を、ゆきと一緒に着せられ育てられ(ちなみに服は、大体美咲姉さんか、私のお下がりである) 小学校入学後、男子にイジメられ、女子に保護されすごし、優自身の見た目が可愛かった為に、女子友達と私に女装させられ、今では、完全なる男のおとこのこが完成したのである。


次にゆきについてだが、ゆきは優と同じく見た目は可愛い女の子なのだが、小さい頃から優のそばにいた為、小学校優がイジメられていた時に、何を思ったのか、男子生徒を完膚なきまでに倒し、同学年の中では、女王として君臨していたという。その男子を倒した話を聞いた私と美咲姉さんは、ゆきを武道を習わせた方が面白いと言う、理由で両親に薦め、現在は柔道と合気道などの各種武道とフェンシングをやっている。フェンシングの方の実力は、凄いらしく小学校ながら海外に行って大会に出場するレベルで有る。


次に、美咲姉さんについてですが。

美咲姉さんは、天才で有る。何についてと問われれば、全てに置いてで有ると答えざるを得ない。まず、小学校入学前からすでに、中学生レベルの勉強をしていたし、中学生時代には、海外の有名大学の卒業課程を終了させていた。さらに、頭だけではなく、スポーツでもその天才ぶりを、(ていうか無双していたといった方が正しい)発揮していたが、本人は面白く無いらしく全然続いて居ない。極めつけに、高校生時代には、異世界に召喚され、世界を救って戻って来ているという強者である。本人の夢は、異世界で魔法らしい魔法が使えなかったのが悔しかったらしく、自分が使えるようになり、なおかつ他の異世界を旅するのが、夢だという。


まあ、ここまでが、私の家族の紹介で有る。



なんですか?


姉の説明の中に異世界やら、魔法って言葉が

出て来て何故驚かないかって?

しかも、姉の小学校入学前ということは、私は3歳くらいで、何故姉のやっている事が理解できていたのかって言うのですか?


それはもちろん、私が姉よりさらにおかしいからでしょう。


何故なら私は、異世界からの転生者で有る。


え、なんですか、その痛い子を見る目で見るの。辞めてくれませんか。


とりあえず、私の事から説明しますと。

私の真名は、芳野よしの 飛鳥あすかといい、この管理外異世界である No.916723857 現地名称である、地球に異世界転移したのである。

私が異世界転移をしている理由は、私達の組織が全世界の神からの干渉からの開放を目指している組織の幹部の1人である。私達の組織の目標までの到達の第一段階といして、私達の組織の活動拠点と、管理外世界の調査を兼ねて、どんな世界でも生存可能なスキルを持って居る私を送り込み、その役目を果たすのが私の仕事である。

まあ、今回の管理外世界はかなりのイージーモードで、拠点制作と一次調査も終わりあとは、私達の世界とこの異世界の同期を待ち、専門家の到着をまつばかりで、現在その世界同期待ちという、だだの休憩タイムで有るのだが。(まあ、世界同期にかかる時間は1年やそこらで終わったり、100年や500年かかる事も有るのだが・・・)


それで私達の世界では、魔法や異世界というのは当たり前に存在していて、科学も魔法も神と呼ばれる存在ですら、普通種族と言うくくりに、含めてしまえるほどの文明の進み具合であり、まだ一度も私達の世界より技術が進んだ世界並びに、私達と同等程度の文明発展度を有した世界ですらお目に掛かった事が無いくらいです。


そんな世界から来たので、たかが異世界と言ったところでしょう。



まあそんな、私と、この世界でできた家族とのお話である。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る