第18話 覇王龍トワイライトドラゴン
***************************************************************************************
手塚サイド (ダメージ1)
・ハヤブサの剣豪 P9000
・リトルウィッチ P2000
[回収カード]
伊吹サイド(ダメージ3)
・赤の宝玉 P2000
[ブーストカード2枚]
***************************************************************************************
「俺様のターンは終了だ。ソウタ。お前のターンだぜ」
カケルのTゾーンには攻撃回数+1が3枚もある。
まずはあの厄介なカードをなんとかしないと…
「俺はエナジーカードを使いレベル1の赤の宝玉をレベル2の
ワイルドマジシャンを召喚だ」
「お、ワイルドだなぁ…」
「お前もそれ言うんかい」
ヒロトと同じこと言ってるや…。こいつらもしかしていい意味での
バカの分類なのかもしれないな…。まあ、俺も人のことは言えないが…
「ワイルドマジシャンの効果発動!ワイルドマジシャンはエナジーカードを3枚
デッキに戻すことで相手のTゾーンのカードを5枚裏にする!」
「ほうほう、そんな厄介なカードがあるとはな。俺様もびっくりだぜ」
この効果のコストのエナジーカードは裏のカードも対象になるので
場にはエナジーカードがまだ残っている。
「俺はレベル1 赤の宝玉と青の宝玉を出すぜ。さらにワイルドマジシャンを
レベル3の次元龍プロミネンスドラゴンを召喚だ」
「ほうほう、そいつが切り札ってところか…」
「ああ、新しいパックを購入してたのはお前だけじゃないってことさ」
「ブーストカードで赤の宝玉のパワーをプロミネンスドラゴンに与え
パワー11000だ。いけ!プロミネンスでハヤブサの剣豪を攻撃だ!」
プロミネンスドラゴンのパワーは11000、そしてハヤブサの剣豪のパワーは
9000だ。これで勝つる。そう確信していた。
「こんなケースで使えるのが回収カードなんだぜ。サポートカードの回収カードの
効果で場のハヤブサの剣豪とその進化元のカードを手札に戻させてもらうぜ」
「しまった!回収カードの存在をすっかり忘れていた…」
ショボーンとなる。この攻撃で与えられるダメージは1。
リトルウィッチを倒すことはできたが、カケルに手痛い一撃を与えるのは
叶わなかった。これでダメージは2:3。回収カードには高レベルのモンスターを
手札に戻して、レベル3が倒された時に受ける3ダメージを回避できるということか。
***************************************************************************************
手塚サイド (ダメージ2)
・モンスターなし
伊吹サイド (ダメージ3)
・レベル3次元龍プロミネンスドラゴンP9000
・レベル1赤の宝玉P2000
・レベル1青の宝玉P2000
***************************************************************************************
「よし、俺様のターンだな!ドロー!
俺様はこのターンで一気に決めさせてもらうぜ」
「次元龍プロミネンスドラゴンの効果発動だ!プロミネンスドラゴンは
エナジーカードを1枚裏にすることでこのカードをTゾーンへ送る」
「何!?Tゾーンに送るだと…」
「ああ、そして俺の次のターンになったらパワー+7000で場に戻ってくるのさ
身を隠すのはお前だけの十八番じゃないってことさ」
「なるほどな。それは厄介だ。ならこのターンで決めさせてもらうぜ。
俺様のターンドロー!」
「バカな…そんなことが」
「できるんだよ。俺様は最強のバトルクリエイターだからな。
俺は再生ミイラを召喚。効果発動!Tゾーンの裏のカードを1枚
表にできる。これで表にするのは攻撃回数+1のカードだ。
さらにレベル1の再生ミイラをレベル2の怨霊ミイラに進化!
効果発動でサイドデッキから3枚選びTゾーンに送る。
俺が送るのは攻撃回数+1のカード3枚だ」
まずい、この状況は非常にマズイ。怨霊ミイラと再生ミイラで
Tゾーンの攻撃回数+1のカードが4枚も表になった。
「これで終わりだな。お前とのバトル楽しかったぜ!
俺様はレベル2の怨霊ミイラを覇王龍トワイライトドラゴンに進化だ。
トワイライトドラゴンのモンスター効果発動!
手札のカードを5枚デッキに戻すことで
Tゾーンの表のカードを全て使用できる!」
これで手札を失うリスクと引き換えに攻撃回数+1のカードを4枚使える
ということだ。
「覇王龍トワイライトドラゴンで5回攻撃だ!」
終わったか、、、これで俺の負けか…
諦めるなまだ勝負はついてないぞ。諦めるな
「え?またあの声が聞こえる…俺を呼ぶ声が…」
この声がするときは手札に逆転の一手がある時だが、
そんなカードは見当たらない。
わたしだトラッシュゾーンを見るがいい。
Tゾーンにあるのは次元龍プロミネンスドラゴンだ。
そうか、まだ勝負は終わってない!
***************************************************************************************
手塚サイド(ダメージ2・5回攻撃可能)
・覇王龍トワイライトドラゴンP9000
伊吹サイド(ダメージ3・2体とも攻撃されないので攻撃はダイレクトアタックになる)
赤の宝玉
青の宝玉
***************************************************************************************
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます