どうやら主人公は、世界を創るそうです

腹痛人間

第1話  宝くじ10億当たったぜぇ!!ヒヤッホォォォウ

あいらぶまいはうすべりーまっち。


あいらぶお家!!


あいらぶ我が家!!


俺は自分の家が大好きだ!!


そうだ、家よ、俺と今すぐに結婚しよう!



そうなのです。俺(本名:相川あいかわ れお 年齢:24歳 性別:男)は、自分の家(一軒家)が大好きなのです。


俺は生まれながらにして、運が良く、ここぞ!という時のジャンケンには必ず勝っていたりだとか、入試で適当に書いた記号が合っていてギリギリのラインで学校に受かったりしていた。



俺には、働きたくない、という強い思いがあったため、働かなくても稼げるという株を始め(ようと思っ)た。


しかし、色々手続きとかしなくちゃいけないらしく、やめた。



しかし、どうしても働きたくない。

だけど裕福な暮らしをしたい。


働かなくて、金を得る方法..


そうだ、宝くじがあるわ。


俺は近くのスーパーの入口のところにある、宝くじ屋さんに向かい、ロト7を買った。キャリーオーバー中で最高10億らしい。


10枚買う。1500円支払った。


番号は適当に選んだ。特に好きな数字があったわけでもないからな。


俺は、そのまま家に帰りぐーたら過ごした。

当選番号発表日。俺は、全く期待せずパソコンで当選番号の掲載されているページを開く。


俺は財布の中から宝くじを取り出し、番号を確認する。


1等が3、9、14、17、25、36、41


であった。俺は宝くじに記載された番号を確認する。


3、9、14、17、24、36、41


......


3度見した。しかし、いくら見ても全く同じ数字である。


「まじかよ…」


なにせ、「1~9枚目まで全てハズレで、最後の1枚が当選してた!よっしゃあ!」みたいな事もなく、一枚目で当たってしまったのである。


なんということだ。


少しづつ喜びがこみ上げてくる。


自然と口角が上がりニヤついてしまう。


しかも、俺以外に当選者が居ないらしく総取り状態だ。


10億だぞ10億。一生遊んで暮らせそうだ。


お祝いとして、何か高額な物でも買おうか。


何にしよう...


そうだ、家を買おう。


自分の家があれば親にどーたらこーたら言われないからな。


のんびり、何もせずにだらだらできる。

夢のようだ。


俺は、そんなことを考えながら、宝くじを換金しに行った。


銀行口座に振り込める額は無制限だが、銀行が破綻した時に保証される限度額は1000万である。

とはいえ、口座を100個作るのはかなり面倒だ。


破綻した時は、その時だ!と俺は、一つの銀行に全部預けた。


因みに、年金利は0.05%である。

そこから税金で20%引かれるので、実質、年に0.004%である。

すなわち、年に40万円づつ入ってくるのである。


おいしいのぉ...


翌日俺は、早速家を購入するために、不動産屋に行った。


「いらっしゃいませ!」

綺麗なお姉さんが対応してくれた。


俺は、お風呂とトイレだけはどうしても綺麗なのが良かったので、そこだけ条件として伝え、後はおまかせにした。


予算はいくらでもあるし。


その後、俺は店員さんと話しながら良さげな物件を3つに絞った。


翌日、絞った家を見に行く。


一軒目は高い割には少し汚いなと思った。


やはり、実際に見ると違うものである。


二軒目と三軒目はなかなか良さげであった為悩んだ。


しかし、一人暮らしをするからそこまで広くなくていいや、と思い安い方を選んだ。

そして現在に至るわけである。

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