第2話

「お前、この書類、ちゃんと数字確認したのか?ここ!一桁間違ってるぞー。ドラクエの前にこれ直して持ってこい!」



「ふぁーい、すみませーん。泣」




ツカツカツカ……純名さんが自分のディスクに戻った所で、また西岡さんが話し掛けて来た。


「大丈夫!?高槻君。スッゴい音したけど。」


「超痛い。でも俺が悪い。」


「だねー。」




純名さんはここのフロアの主任である。仕事が出来る、独身、33才。超イケメン。芸能人でいうと、渡部篤郎、ケイゾクの頃の!身長も180センチ。高い。社内でも狙ってる女子社員多いんじゃないかなぁ。



俺は書類を直して純名さんの所に急いで持っていくと、次はこれコピー80部な!とペラっと1枚書類を渡された。



ん?


ポストイットがついてる。




「今夜、いつものバーでPM8:00。」

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