第2話 この駄女神様にカエル達を!

カズマ「さ、今日もMPあげるぞ。」

めぐみん「はい....。」

カズマ「やり方は昨日と同じだ。俺が引き付け、めぐみんが爆裂。」

めぐみん「あの...」

カズマ「どした?」

めぐみん「昨日思ったのですが、カズマはいつも一体しか引き付けませんよね」

カズマ「うぐっ...」

めぐみん「効率が悪いと思うのですが...」

カズマ「ま、まぁ、確かにそうだな....何かいい案は....ん?」


アクア「花鳥風月~!」


カズマ「いい案を考えたぞ...。」

めぐみん「そ、そうですか...。」

その時のカズマの顔は、スティールをするときの顔だった....。


~いつもの狩場~

アクア「で、私は何をすればいいの?」

カズマ「フォルスファイアって魔法あるだろ?あれを使って欲しいんだ。」

アクア「いいけれど....代わりに、私を褒め称えて、尊敬して、女神様と呼んでね!?ね!」

カズマ「あーはいはいわかったわかった駄女神様。」

アクア「まったく....フォルスファイア!」

炎の球が天へ上り、弾ける。

アクア「これでよかったの?って、カズマとめぐみん、どこへ行くの?なんで私から離れるの?」

言い終わった頃に、丘の後ろから音がする。

アクア「え、この音は何?え?え?」

後ろを見ると、ジャイアントトードが、軽く二十匹は迫ってきていた。

アクア「いやあああああああああ!」

アクアは走り出す。丘から野原へ。

カズマ「めぐみん!準備はいいか!」

めぐみん「はい!完璧です!」

カズマ「アクアなら耐えるだろ。うん。」

めぐみん「エクスプロージョンッ!」


辺り一面に、爆裂の振動と衝撃が響く.......


カズマ「お、いい感じだな。」

めぐみん「最高....です。」

カズマ「さて、アクアは.....」

ジャイアントトードの死体に近づくと、アクアの姿はなかった。

が、一匹の口の中から、青い髪が見えていた。

カズマ「食べられることにより、爆裂を防いだか...。」

アクア「.....ぬるぬるするぅ!」

カズマ「お前にしてはいいよ、アクア。」

アクア「うわぁぁぁん!食べられたぁぁ!」

カズマ「は?」

アクア「逃げてたのに食べられたぁ!」

カズマは思った。

やはり馬鹿だった、と。


~冒険者ギルド~

カズマ「今日の成果は?」

めぐみん「レベルが少しあがったのと、ポイントももらいました!」

カズマ「じゃ、さっそくMPに。」

めぐみん「は、はい!」

冒険者カードのMP上昇の欄を指でなぞる。

すると、冒険者カードが光り、MPの数値が少し上がる。

カズマ「いくつになった?」

めぐみん「おぉ!今回は一気に増えました!」

カズマ「期待できるな!いくつだ!?」

めぐみん「63です!」

カズマ「8かよ。」

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この爆裂娘にMPを! 朏さん @zangki7

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