このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(233文字)
淡い恋の気配を感じる話でもあり、主人公達が人間的に一歩成長する話でもあります。読んでいると心があたたかくなってきます。肩肘はらずにゆったりと読めるのでおすすめです。
やっぱり、思っているだけじゃ伝わらない。ちゃんと気持ちを伝えないと。人間なんだもん、それができるんだもん。そうやって、気持ちが伝わった時って嬉しいよね。どちらのお母さんもナイスアシスト!
主人公・彩ちゃんの一人称で語られる淡い恋のお話。健気とも言える姿が可愛らしいのですが、小学1年生の彩ちゃんや中澤君にとって、とても大きな世界での出来事。大冒険を見届けているような気持ちになりました。やさしく、行き過ぎない助言を送る母親の存在が物語に安心感を与えてくれます。前述のように物語は彩ちゃんの一人称で進みますが、作品全体には親御さんが子供たちの日常や思いを見守っているかのような、温かい雰囲気に包まれた作品です。
小学1年生の女の子が主人公の、恋の始まりの始まりのお話。純真な少女の一人称で進むストーリーは、勇気や思いやりといったあたたかな気持ちに包まれていて、読者を優しい気持ちにさせてくれます。この幼い2人が、この後どのような関係を紡いでいくのかも気になるところ。ハートウォーミングなお話を読みたい方にオススメしたい物語です🎶
主人公の心情がしっかりと描写されていて良かったです。また、文がまるで絵本を読んでいるような柔らかなものでした。
主人公の一人称のタイトルと本文がとても効果的に読むものに響いてくる作品だと思います。とても可愛い。そしてラストの引きがとても良い。さわやかで甘酸っぱい胸きゅんを求める方にはぜひオススメしたいです。
あまりの爽やかさに風になった……。こういう真っ直ぐな想いや行動が、その人の道を決めていくのかも知れませんね。果たして自分はどうだっただろうかと思わず自問自答してしまいました。