第9話 開花、妄想ガーデン
園芸王子
「おはうございま~す。園芸王子こと三上◯史で~す。さあ、今日のローズガーデンはですね、熊本市某所にあります白浜台与さんのお庭に参りました~あ、朝の水やりにいそしんでらっしゃいますね!おはうございま~す」
白浜
「おはうございます。薔薇は朝の水やり命ですからね。こうやって半分開いた花もついでに摘むんですよ」
王子
「葉っぱを付けたまま、ですか?」
白浜
「ええ、葉っぱが、開花活動を促すのです。切る位置なんですがね、わき芽が出てますでしょ?その上でパチンと切ります」
王子
「なるほど~摘んでからも切り花としてしばらく楽しめますしね」
白浜
「うちのガーデンにようこそ。さあ、お茶をどうぞ」
王子
「ん?この酸味は…もしかしてローズヒップですか?」
白浜
「ご明察、王子。自らローズヒップの実を育てて乾燥させたお茶です。さあ、このジャムをどうぞ」
王子
「ま、まさか…これはローズヒップジャム!」
白浜
「んふふふふ、有機栽培でやってるバラガーデナーの醍醐味ですよ」
王子
「目で見てもよし、香りを楽しんでもよし、食べてもよし、というまさに理想のバラのお庭ですね✨」
白浜
「ええ、私のバラ育ての極意は拙著『ロザリアン・ラプソディ』をお読みください。あと『声に出して読みたいスラング』も書店でどうぞ」
王子
「あ、国営放送なんで個人的な宣伝はちょっと(^_^;)以上、白浜さんのお庭でした~
この取材記事はテキストの86ページに記載されておりまーす」
※過日放送です。
以上が、私の妄想である。
これは買って良かった!と思ってるくらい我が家のピエール・ド・ロンサールが大輪の花を開き、花瓶の中はピンク色である。
欲を言えば秋の開花期にはブルーローズの大苗を買って育てたい。
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