第10話 新苗の誘惑
ローズ・ド・メ。
フランス語で「5月のバラ」という意味だがいまの時期バラが「やっほーい‼️」と咲きまくり、バラ農家さんにとって5月とは、大量の注文に応えるべく怒濤の出荷作業で眠る暇がないくらい忙しい時期でありましょう。
ご多忙お察し申し上げます。
さて、我が家のピエール・ド・ロンサールはちょうど今朝起きてすぐに最後の一番花を切って牛乳瓶に生けて国営放送の「俳句」を見る。とゆーいつもと変わらぬ休日の朝、を新茶をすすりながら過ごしておりましたが…
あいすみませんm(__)m
先週木曜夕方に新苗「ガブリエル」を注文ポチしてしまいました。てへぺろ。
河本バラ園の「ヘブンシリーズ」天使の名前のバラのガブリエル。真っ白な花弁にほんのり色づく藤色。
私はどうしても貴女を求めずにはいられませんでした。何故なら、拙作「電波戦隊スイハンジャー」の第3章「荒ぶる神」のエピソードメタモルフォーゼに大天使ガブリエルがその時のテンションのままにお花を出現させまくる。とゆー、花粉症の方にははた迷惑な特殊能力を発揮させて、
そこに切り花ガブリエルを登場させてしまったくらい、貴女には憧れていたのですもの。
四十乙女の気まぐれ、おゆるしあそばせ。
ここで他作品の宣伝もちゃっかりさせていただきました。
だって、いまの時期ににょきにょきと新芽を出すバラの新苗の成長ぶりったら、
まるで昔の映画「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」に出てくる異星から来た人喰いバラ、オードリー2か!ってツッコミたくなるくらい逞しくてよ。
さあ7号鉢も◯成バラ園の「バラ専用の土」も、カ◯ンセーフも、ベ◯カファインスプレーも揃えたから、
ハダニも黒点病もうどんこ病も恐くなくってよ。
それでは月末までには我が家にいらっしゃる貴女のご到着を、心よりお待ち申し上げています。
かしこ。
ガブリエル様へ。
白浜台与
品種解説
河本バラ園ヘブンシリーズ。
ミカエル、ウリエル、ルシファー、ガブリエル、エアリエル、ラファエル、セラフィム、など見事に天使の名前ばっかり付いたバラ集団。
写真と名前を見ただけで、フレディマイク(パフォーマンスするために半分にぶった切られたマイクスタンド。クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーが考案したとかどーとか)を振り回してクイーンの「メイドインヘブン」を熱唱したくなるレベルで、
バラ愛好家たちはテンション上がりまくる。
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