閉じる
表示設定
目次
棺桶
百合の棺桶に
羽根を落とした天使を
飛んでいってしまわないように
大事に大事にしまって
傷口にくちづけを
泣かないでおくれよ
君がいればなにもいらないさ
自由を欲しがるなら羽根を
夢を見ているなら棺桶に
こんなにも愛しているのに
腕を落とした天使を
なにかに連れていかれぬように
優しい暗闇にしまって
夢見ぬ目にくちづけを
嫌われたっていいのさ
愛に触れようとしたなら腕を
愛を見ていたのなら眼球を
なにもいらないさ
わたしだけをみているように
何も無いこんな世界
君はわたしだけのもの
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます