14 黒猫とリュリ

ネットラジオから流れてきた

フランスの宮廷音楽


冬至から半月ほど遠ざかり

南の窓から注がれる陽の光はふくよか


新しい猫の友だちは赤い長靴をはき

胃痛持ちの私をエスコートしてくれる


あそこへ連れて行ってくれるんだね

いつも夢見る素敵なところ


ロウソクのほのおがゆらめき

古式ゆかしい雅な姿の男女が立ち並ぶ


向こうにみえる背中は楽長のリュリ様

そしてクラブサンと弦の奏者たち


音楽が終わったら

太陽王とリュリ様にご挨拶しよう






***

ジャン=バティスト・リュリ(作曲年は調べつかず、1652年から1687年の間か?) :王を眠らせるためのトリオ~シャコンヌ

https://www.youtube.com/watch?v=bR2a4vCb98E

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