ES対策 終盤編

終盤は、とくに難しいことはありません。

お弁当作りでいえば、もう中身はすべて詰まっていて、後は蓋をするだけ。

これが終盤だと思っています。


では、一つ目の文章からいきましょう。


その一件で後輩たちと溝ができるかと思いましたが、意外にもより親密になり非常にうれしく思いました。


また、ここでも曖昧な言葉を使っているのですが、それは置いておいて。


今回、聞かれていることは、学生時代頑張ったことです。

ということは、

最後に「私は〇〇を頑張りました」と締めるべきではないでしょうか。


とくに、600文字程度の文章で聞かれている時は、

内容だけで400文字程度を占めます。


原稿用紙一枚分は、自分の頑張った内容を伝えているということになります。


ということは、おそらく、読み手はこう思うのでは?

「つまり、何を頑張ったんだっけ?」


ですので、最後に、「〇〇を頑張りました」と添えると、


読み手も、「ああ、そうだった!」と納得できるのでは、と私は考えています。



では二つ目の文章を見ましょう。


そのようにして、少しずつ部の雰囲気が改善されていった結果、部の紛争は大事にならずに沈静した。この部活動の崩壊を阻止したことが、学生時代頑張ったことである。


「この部活動の崩壊を~」からの一文が、先に話した『蓋』の役割を担っています。

ここまで読んできて、「つまり何を頑張ったの?」という疑問を抱かせないよう、

最後に、再度「頑張ったこと」を書いておきます。


そうすることで、文章が締まり、また自分の一番伝えたい「頑張ったこと」を嫌味なく念押しできます。


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