あなたが学生時代頑張ったことは?
―という質問に対して、どのようなESを書いていますか?
今回は、自分が、大学3年生の時に書いたものと、大学4年生の終わりに書いたものを見ることで、ESの書き方を勉強していきたいと考えています。
それでは、大学3年生の時のものから始めていきましょ。
カドカワ大学剣道部主将として、後輩たちが稽古に休みがちであったため、部の空気が緩まないように、後輩全員を朝稽古の始まる前の朝7時に集合させ説教しました。朝早くから呼び出すことに抵抗はありましたが、自分の本気の度合いを理解してもらうため朝早くから行いました。内容は体育会の一員であることを自覚すべきであること。行動の一挙手一投足が他人に見られていることを意識すべきであること。行動と発言には一貫性をもつべきであること。以上三点を簡潔に述べました。その後、後輩たちは見違えるように積極的に稽古に参加するようになりました。また自らが人から見られていることを意識するようになり、二回生の一回生に対する発言が重みを増すようになりました。その一件で後輩たちと溝ができるかと思いましたが、意外にもより親密になり非常にうれしく思いました。
どうでしょうか?
次に、大学4年生の終わりに書いたものを読んでみてください。
剣道部主将の時に、部活動の崩壊を食い止めたことだ。発端は一年生の多すぎる欠席に業を煮やした二年生の反発からだった。「一年生退部しろ」運動が発生したのだ。そのような二年生に対し、今度は同期三年生が不満を抱く。一年VS二年VS三年の構図が生じた。解決に必要なのは組織の構造を変えることだった。今まで運営は三年生が独占し、そのため後輩は無知だった。部費や将来の運営の問題を考えると退部させることは難しい。部の見えない問題も全員で共有し運営していく組織に変えるため、週一で全学年会議を開き、方針の決定について合議制を採用した。その会議の場では、各学年の思いもぶつかり、私たち三年生の監督不足や二年生の態度の悪さについても各自反省することになる。そのようにして、少しずつ部の雰囲気が改善されていった結果、部の紛争は大事にならずに沈静した。この部活動の崩壊を阻止したことが、学生時代頑張ったことである。
おそらく、一つ目は読んでいる最中に、「早く終わらないかなあ」とか「もう読みたくないや」とか、そのように思ったのではないでしょうか?
二つ目は、(文章の内容はともかく)最後まで読み切ることができたのではと思います。
なぜ、読みにくい・読みやすいと思うのでしょうか。
その理由を①序盤②中盤③終盤から考えていきたいと思います。
そして、最後には、ESで求められている文章の形式を感じてもらえれば、
嬉しく思います。
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