外交戦隊アレグマン
「きゃああああ」
「ふへへ。ねーちゃんいいけつしてんじゃねえか。ちょっと触らせろよ」
「あ、あれは!外交特権を傘に悪逆非道三昧の怪人コンスルーだ!くそうっ、我々はただ見ているしかできないのかっ!」
「まていっ」
「なにっ?」
「国と国とのおつきあい、交わせ言葉と握手とお酒、文化は違えど仁義は同じ、外交戦隊アレグマン!」
「アレグマンだ!ウィーン条約4条にのっとり、接受国としての承認を外交官に与えるアレグマンが来てくれた!」
「ちっアレグマンか。ははは、だがもうおそい。私はすでに外交官としての承認を得たのだ。そこであーれー的展開を指をくわえて眺めているがよい!」
「そんなことは許さない!みんな、力を貸してくれ!喰らええ、ペルソナ・ノン・グラータ!!!」
「ぐわああああああああああ」
「やったぜ!ラテン語で「好ましからざる人物」、「厭わしい人間」などを表し、いついかなる時でも一方的に外交官待遇の同意の取り消しを行うことができるペルソナ・ノン・グラータだっ!!へっ本国にお帰りやがれ!」
こうして町の平和は守られた。
この世に悪の外交官がいる限り、アレグマンは戦い続ける。
アレグマン、ありがとう!
アレグマン、永遠に!!
―――「誰が見るんだこんなもん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます