昨日の友は今日の敵
「おひさしぶりですね。元気にしてましたか。この前は、急にいなくなって、しまってすみませんでした」
「ああ」
「先輩たちにはいろんなごと、おしえて、もらいました、がらね。負げま、せんよ」
「ああ」
「やり、まず、か」
「ああ」
―――私には友がいる。剣を握り、街を守るために異形の者と闘い続けた日々は、我々を一つにした。私の皮膚にかつての友の返り血が降りかかかろうとも、恐れる、ものはなにもない。私にば、友がい、る。
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