異端

 同士たちよ。我々は長らく奴等と戦ってきた。そう、異端者たちと。


 奴等の頭に蓄えられた白を見よ!それはまさに自らの生に思い悩む者が抱える悲しき白髪ではないか。


 神に見放された者たちが救われる道は一つしかない。その穢れた生を終えることである。奴等の血を根絶やしにすることは、奴等に対する慈悲であり、神に対する義務でもあるのだ。


 さあ諸君、時は来た。今こそ大きな声で叫ぶのだ。


「奥さん、今日のサラダはカリフラワーではなくブロッコリーにしてください」と!

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