★短歌

「今日は、歌の勉強をしようか!」


「はーい!」


「歌は覚えるだけではだめなんだ。作った人のきもちを理解して初めて意味があるんだよ。」


「うん!」


「いい返事だ!じゃあまず、有名なこの歌から考えてみようか!」


「えーと・・ひがしかぜふかば?」


「ふふっ、これはこちと読むんだよ」


「へえ、おもしろいね!」


「よし、読めた?どんな意味だとおもう?」


「うーん、東からの風にのせて匂いを運んで!って梅の花にお願いしてるのかな?」


「いいね!後半はどうかな?」


「えーと、会うことがないから、はるなちゃんのことを忘れてしまいそうだから!」


「・・はるなちゃん??」


「東京に言っちゃった僕の彼女だよ!この歌、とっても良い歌だね!作者さんのきもちとってもわかるよ!」


「君は光源氏にも負けない歌人になりそうだ!」







*東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花

主なしとて 春な忘れそ







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る