バトル・マッチ・ロボティクス・シミュレーター[ゲーム用語]

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■概要

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 「バトル・マッチ・ロボティクス・シミュレーター」の略。


 15~20メートル級のロボット【レムロイド】をプレイヤー自身がデザインし、それを操縦して戦闘するというテーマの完全密閉型筐体を採用したゲーム。

 略称で「バトロボ」とも。

 対戦ランキングを楽しんだり、ゲーム中で得たアイテムやファイトマネーでレムロイドを組み立てたりできる。


 開発会社は、「セト・エンタープライズ」。

 そのシステムは、巨大な人工知能型クラウドコンピューターで管理されていると言われているが明らかにされていない。


 余談だが、BMRSは開発段階で紆余曲折あり、開発陣が途中でまるまる入れ替わるという異例の事件が起きている。

 そのため世界観などの設定も、当初は魔法という設定が出てくるファンタジーチックなストーリーだったが、正式リリース時には純然たるSFとなった。

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■ゲームストーリー設定

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――2538年。


 人類は、疑似惑星地球化パラテラフォーミングされた火星国家を中心に宇宙コロニーをまとめた火星連合と、地球連合による戦争の最中だった。

 しかし、その戦争は地球人の戦力を分散させ、自滅を計ろうとする異星人の謀略だったのだ。

 その陰謀は暴露されたものの、疲弊した地球に異星人たちが今度は軍事力で攻めてくる。

 地球人たちは一致団結し、人型戦闘用ロボット【レムロイド】で迎え撃つのだった。

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■コンセプト

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 誰でも遊べるロボットゲームとして開発された。

 そのため、難易度調整も細かくされており、操作方法や遊び方も多種多様に及ぶ。

 シナリオモードはあるが、メインは対戦(個人・チーム)とロボットのオリジナルデザインが行えることである。

 特にロボット工学ロボティクスとあるとおり、ロボットのデザインはかなり細かく行うことができるようになっている。

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■ゲーム筐体

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 体感型の密閉筐体である。

 ただし、内部の様子は防犯の都合上、カメラで外のモニターにより映し出される。

 激しい振動機能の他、【i.B.I.C.アイ・ビック】に対応しており、非常にリアルなロボット操作感が楽しめる。

 筐体は非常に大きく家庭には置けないため、BMRSが設置されている専門店が作られている。

 ただし、ロボットのデザインとシミュレーションモードのみ自宅プレイが可能となっている。

 なお、開発者のこだわりから、【i.B.I.C.アイ・ビック】はMR(VR+AR)の現実感強化情報入力のみ対応しており、出力(操作)にはわざと対応していない。

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■操作方法

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 シナリオモードと対戦モードでの操作方法には、誰でも気軽に遊べるようにと3つのモードが存在する。


●マニュアルモード

 すべての操作を自分で行う。

 8本のコントロールレバー、6つのフットペダル、ARモーションキャプチャーコントローラー(ARのグローブが浮いており、そこに手を入れて動かすことで細かい動作制御が行える仕組み)、ARスイッチ、キーボード、視線追跡アイ・トラッキングなどで操縦する。

 ゲーム性から【i.B.I.C.アイ・ビック】による脳波コントロールはできない。

 視界は、全天モニターと、MRゴーグル(実際にゴーグルはないが、ARによりゴーグルが表示される。そのゴーグルを顔に近づけるようなそぶりをすることで、【i.B.I.C.アイ・ビック】により視界がVR空間となる。その状態では自機を背後や上から見たバードビューや、レーダーによる探索画面、サイティングスコープ画面などを見ることができる)。


●オートマチックモード

 ほとんどの細かい動作は自動化され、一昔前のロボットアクションゲームのような移動と攻撃を操作する簡便さで行える。

 もちろん、決まった動作しかできないため、動きはマニュアルより単純化するが、マニュアルになれない者はこちらのが断然強くなる。

 使用レバーは2本、ペダル2つ、スイッチ4つだけで操作できる。


●指揮官モード

 傭兵(NPC)を雇い、それに音声入力や画面操作の指示だけを行う。

 指示は、「攻めろ」「守れ」という簡単な指示から、「右に1歩進んでから射撃」など細かい物まで受け付ける。

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■シナリオモード難易度

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 下記のような難易度が設定されており、下に行くほど難しくなる。

 最難関モードは、数人しかクリアできていない。


・ウルトラカジュアル(チュートリアル)

・カジュアル

・ノーマル

・アブノーマル

・ハード

・ハードコア

・エクストラハード

・スーパーエクストラハード

・アドバンスドスーパーエクストラハード

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■ゲームモード

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●シナリオモード

 ストーリーが設定されており、自作レムロイドでそれをクリアしていく。

 シナリオの進捗により、レムロイドには規制がかけられため、強いレムロイドで一気にクリアなどはできないようになっている。

 また、自分で作成したレムロイドがない場合は、用意されている5種類のレムロイドから選んでプレイすることができる。

 ファイトマネーは入らないが、売買できない素材アイテムなどが手に入る(武器などは手に入らない)。


●対戦モード

 自作レムロイド同士で対戦し、勝利ポイントとファイトマネーを手に入れることができる。

 特徴的なのは、「勝率」という考え方がないこと。つまり、敗戦数はカウントされていない。

 勝利ポイントだけがカウントされており、それによりランキングが変わる。

 勝利ポイントは、勝利すると1ポイント獲得。ただし、レベルが上の者に挑んだ時は、レベル差に応じて獲得ポイントが増える。

 なお、レベル差がある場合、レベルをそろえることができるが、そろえるかどうかは下位レベルの者に選択権がある。

 ファイトマネーは照射よりは少ないが、敗者にも手に入る。


●シミュレーションモード

 筐体がなくともPC等からも遊べるモード。

 傭兵(NPC)を雇い、自分のレムロイドに乗せて戦闘させる。3時間ほどで戦果が報告され、それによりファイトマネーや素材アイテムが手に入る。

 傭兵には、参加するミッションや作戦などを指示できる。また、戦果はVR映像で戦闘シーンをリプレイすることができる。


●工房モード

 自宅のPC等から行えるモードで戦闘はない。

 戦闘が苦手なものが、このモードのみでプレイすることもある。


・レムロイド製作

 レムロイドのデザインを行う。


・オークション

 自作レムロイドや素材、武器等を売買できるモード。


・レンタル

 自作レムロイドを貸し出すことができる。

 レンタル代でファイトマネーを稼げる。

 レンタル人気ランキングなどがある。

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