第33話潜入!ロリータコルセティア13


ロリータコルセティアの洋館の手前に4人の姿。

ウララ、プラチナ、レィル、ザッハトルテだ。

ウララがザッハトルテに話しかける。


「許せないと言ったり、遊びに付き合えと言ったり、

 よくわからない人ね。こんな場所で何をやろうっていうの?」


「ちょうどここに、4人おりますわ。

 でしたら、2対2の決闘などいかがかしら?」


「ふーん、遊びってそういう事。

 ……ようは、辞めるなら落とし前をつけろ。そういう事かしらね」


「まあ怖い………。

 さすがは悪名高いギルドにいた方は言う事が違いますわね。

 でも、わかりやすいのでしたら、そうとって頂いてもご結構。


 ただし、ただ戦うだけではつまりませんわ、

 ひとつ趣向を凝らしたい、そう言っておりますの」


「趣向って……?」


プラチナが尋ねる。


「簡単な事ですわ。勝負をして負けた方が勝った方のいう事を何でも聞く。

 ………それだけのこと」


「ふぅーん……。それで、アナタは私たちに勝ってどうしてほしいわけ?」


訊いたのはウララだ。


「勿論、やめていただきますの」


「ってだから言っているでしょ!言われなくてもやめるから安心なさい!」


「……ギルドを辞めるのを、やめていただきますわ」


「…………………。

 なんだか頭が痛くなってきたわ……。


 ちょっとあなた、意味わかって言ってるの?私たちはスパイしにここに来たの!

 しかも、それももうあなたをはじめ、ギルメンにバレてるのよ!

 どう考えても居座り続けるのはおかしいでしょう!」


「ここはわたくしのギルド。このギルドにいる限りはわたくしがルールですわ。


 それに………スパイとは言え、今回のギルド戦、

 あなた方の助力がなければ危うかった事実は、あの場にいた皆さんが周知の事。

 そんなあなた方を、無下にするようなギルメンがいるかしら?」


「いるに決まってるでしょ!それに、今回はたまたまこうなっただけ。

 次回も手助けをすると思ったら大間違いよ」


「かまいませんわ」


「……………………。

 言ってもダメなタイプねアナタ。よく人から煙たがられるでしょう?」


「あらそんな事はございませんけれど。

 ただ、わたくしは気に入ったものはすべて手に入れる。それが信条ですの」


「……………ご立派な信条ね。


 わかったわよ、いいわ。ギルド戦ではあいにく見られなかったその力、

 ここで見られるのなら、スパイしに来た甲斐があるっていうもの。

 その勝負、受けましょう」


それを聞いてウララに駆け寄るプラチナ。


「ちょ、ちょっとウララさん!!ボ、ボク困るんだけど…!!」


「こういうタイプには何言っても無駄なの。

 私たちがここで勝てばいい、それだけよ」


「そそ、そんなあ~……」


「お前、遊びとか称して、ほんとにこんなこと繰り返してたのかよ。

 ヘタすりゃ夜盗よりタチワリィぞ」


呟きながらザッハトルテに近寄っていくレィル。


「ごめんあそばせレィルさん、このような事に付き合わせてしまって」


「お前の"遊び"に付き合わされるのはこれが二度目だ。

 しかしまさか、二度目はお前とタッグを組むことになるなんてな。

 ……わからねえもんだぜ。


 でもな、今回は正直、俺も乗り気なんだ。

 このままろくに実力も見れないまま、この二人にギルドを去られたんじゃなあ

 それこそつまらねえ」


「ウフフフ。……あなたでしたら、そう言うと思っていましたわ」



夜の冷たい風が吹き抜ける。

辺りの空気はピンと張りつめるものになった。


レィルとザッハトルテ、そして少し距離を空けてウララとプラチナ、

それぞれ、相手ペアの方を見つめている。


「……どちらかのペアが二人、戦闘不能か降参で決着、それでいいわね?」


ウララはハルバードを取り出した。


「ええ、それでよろしくてよ。ウフフフフ。体が火照ってまいりましたわ」


ザッハトルテは巨大な斧を構える。


「ううう……な、なんでこうなるの…」


プラチナは剣を発現させた。


「っしゃあ…!全力でいかせてもらうぜ!!」


レィルは笑みを浮かべ、大剣をかざした。




静まり返った真夜中の洋館の前、ついにダッグマッチが始まった。


ダダッ……!!!


飛び出したのは、ザッハトルテとレィル。

その剣の先はプラチナだ。二人同時に切りかかる。


「………え!?ボ、ボク…!?」


ガギイイイイイィィィィィン……!!!


斧と大剣を同時に剣で防ぐプラチナ。

しかし攻撃の勢いは凄まじい。少しずつ後方に圧されていく。


「はああああ……!!!!」


そこへウララ、ハルバートで横に一閃。


ガガッッッ…!!!


それを止めたのはザッハトルテ。手でハルバートを掴んだ。


「嘘でしょ!?手で!?」


「………あら勿体ない…つい反射的に」


「ホント、味方だと心強いなお前!!そのまま持っとけ!!」


そう言ったのはレィル。ウララへ向け大剣を振りかざす、


「……!!!」


武器を掴まれたままのウララはそこを動く事ができない。


ガギィイイイッ…………!!!


その間に割って入ったのはプラチナだ。

大剣を下から剣で止めた。


「はあああっ……!」


「……なにっ!?!」


そのまま剣を振り切るプラチナ。その勢いに負け、後方へ弾かれるレィル。

さらにプラチナはザッハトルテに切りかかる。


ザッ…!!!


「あふうっ……?」


無防備なザッハトルテにヒット、その衝撃でハルバートからも手が離れる。


「おまけよ!!!」


ザシャッ…!!!


ウララも攻撃。


「ンあっ……!!」


ザッハトルテは恍惚の表情だ。


「……おかしな手ごたえね。きいているのかしら?」


「やってる場合か!!!グリズリーダンク…!!!」


そこへ後方からレィルが高くジャンプ。

ザッハトルテを飛び越え、ウララとプラチナに落下の勢いをのせ剣を振り下ろす。


瞬時にそれを回避する二人。


「ローリング・クレイドル…!!!」


そこへザッハトルテの必殺斧技が発動。

巨大な斧を振り回しながら体を回転させ、二人に襲いかかる。


「………………!!」


「………………!!」


回避直後の隙を突かれた二人はそれを避けきれない。

攻撃がヒット。プラチナとウララは後方へと弾かれる。


「こんなもんじゃ終わらねえんだろ…!!!」


そう言って、レィルが大剣を手に走りだそうとする


「シャフリーズ・ミィル!!」


しかしそれを遮るように魔法が発動、プラチナだ。

足元を氷で凍らされたレィルとザッハトルテ。束の間動きが鈍くなる。


「くっ…!?」


「…………!!」


「ローズ・ブレイジング!!」


今度はウララの必殺槍技だ。

槍が炎を纏う。その槍を振ることで、炎がザッハトルテとレィルへと襲いかかる。

身動きの鈍った二人に見事ヒット。


「はあぁっっ…!!」


そこへプラチナが剣で横に一閃。

しかしその場に二人の姿はない。既にやや後方に距離をとっていた。



激しい技の応酬から一転、辺りはしばし静寂に包まれた。

お互いに相手ペアを見ながら武器を構える。


「ハァ…ハァ…、あの二人…やっぱりただ者じゃねえな。

 気になったのは白いほう、プラチナとか言ったか、

 剣だけじゃなく魔法も使えるのかよ。発動もいやにスムーズだったな。

 …………面倒だ」


レィルが前方に視線を置いたまま話す。


「そうですわね…………」


何かを考えてる様子のザッハトルテ、少しの間の後レィルに話しかける。


「このように2対2でもいいですけれど、

 それぞれ一人ずつに分かれてみるのも面白いのではなくて?」


「…………相手に魔法手がいるとるれば、そっちの方が得策かもな。

 しかもお前はあれだろ、本来は相手の攻撃を待つスタイルだ。

 とすれば、1対1の方がやりやすいってのもあるかもしれねえ」


「そこでお願いしたいのですけれど、

 ウララさんの方をお任せしてもよろしいかしら?」


「…………わかった」


「感謝いたしますわ」


「たああああああっっ……!!!」


先に動いたのは、今度はウララとプラチナ。武器を手に走り込んでくる。

二人の狙いはレィルだったが、その前にザッハトルテが立ちはだかった。


「あらずるいですわ。わたくしがいただきますわよ」


そこに2人が切りかかろうかという寸前


「カイゼルクラッシャー…!!!」


「…………!!」


レィルの声が響いた。ザッハトルテの真後ろからだ。

大剣を手に、そのまま猛突進する必殺剣技。


「……え!?」


「ちょっ!?味方もろとも!?」


ドガアアァァァァッッ…………!!!!!


目の前にいたザッハトルテ、ウララ、プラチナ3人にクリーンヒット。

3人は同時に弾き飛ばされる。

ダメージを受けつつも、それぞれに着地する3人。



「……ウフフフフ。いいですわレィルさん。

 レディーの扱い方が様になってきたのではなくて?」


「ああ、そりゃどうも!!」


レィルがダッシュ、ジャンプし切り掛かった。相手はウララ。


ガキイイイィィィン……!!!


ハルバードで受け止めるウララだが、レィルの勢いは止まらない。

間髪入れずに大剣を振り回し、連撃を放つ。


「オラオラオラオラオラァ!!!」


絶え間ない連撃に圧され徐々に後退していくウララ。


「……ウララさん!」


そこへ援護に向かおうとするプラチナだったが、

その前に立ちはだかったのはザッハトルテだ。


「あなたは………わたくしのお相手をして頂きますわ」




「……オラオラオラオラオラァ!!!」


更にレィルの連撃は止まらない、ウララを後方へと押しやっていく。


ガキイイイィィ……!!!


一瞬のタイミングを見計らい、ハルバードで大剣をはじくウララ。

更にウララの追撃、ハルバードを横に振る。


ガキイイイィィ………!!!


それを大剣で受け止めるレィル。今度はレィルが大剣を横に振る。

後方へと跳び、避けるウララ。

距離を置いた二人はしばし見合う。



「ふぅん…………。プラチナと私を離そうってそういう魂胆。

 それで、あなたが私の相手ということかしら?」


「………俺じゃあ不服か?」


「ギルマスといちギルメンですもの。多少は見劣りするけれど。

 それでもあなた、他のギルメンから頭ひとつ抜け出ていたわね。

 ちょっと気になってはいたの」


「それは光栄だな。俺はあんたらの少し前にこのギルドに入った。

 言ってみりゃあ先輩ってやつだ」


「少し前って、同じ日でしょう。たいして変わらないわ。

 第一、私はもうギルメンでもない」


「それは…………この戦いの結果次第だ!」


ダッ…!!!


ガキイイイィィ……!!!


レィルが強く斬りかかる。それをハルバードで受け止めるウララ。

その体勢のまま鍔迫り合い。


ギギギギ………!!!


「アナタ、パワーもスピードもスタミナも並以上ね。そつがない。

 だけどそれは同時に、突出したところがないとも言えるわ。

 器用貧乏は得しないわよ」


「ハッ!!言ってろ!!」


ガキガキィ!!ガキガキガキ!ガギイイイィィィン!!!

ガキガキィ!!ガキガキガキ!ガギイイイィィィン!!!


ハルバードと大剣による目にも留まらぬ凄まじい打ち合いが始まる。


どちらも決定的な一撃を与えるまでにはいかないものの、

その表情には、徐々に差が出来始めていた。

絶え間ない技の応酬で、徐々にスタミナを消耗しつつあるレィルに対し

涼しげな表情のウララ。軽々とそして華麗にハルバードを操る。


ギイイイィィィン……!!!


ウララの槍がレィルの剣を撃ち落とす。


「……!!!!」


「スキありよ。ローズ・ブレイジング!!」


ウララはその一瞬の隙を逃さない。

炎の槍での一閃、炎がレィルを襲う。


「!?ぐううっ……!!!!」


炎に包まれながらも、剣を体の前に持ち必死でこらえるレィル。

炎が過ぎ去ると、目の前にはウララの槍が迫っていた。


ドガアアッッ……………!!!


攻撃をまともに受けたレィルは後方へ飛ばされる。

そこへ更に追い打ちを試みるウララ、

しかしレィル、とっさに地面に剣を突き立て、衝撃を殺し着地。

身を低くし攻撃を寸前で回避、そのまま素早く距離を取った。


「………あら?やったと思ったのに」


「ハァ…ハァ…ハァ………クソッ…!」


若干の距離を置き見合う2人。


「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……」


「あらあらどうしたの。息が切れてるわよ。

 そろそろ終わりにしてあげた方がよさそうね」


「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……」

 (この女……なんつうスタミナだよ……。

 それに、一撃一撃が重さが半端じゃない。

 もう一撃、まともにくらったらヤバいな………。

 いや、被弾せずとも、攻撃を受けてるだけでスタミナが尽きちまう。


 かといえ、生半可な力でヤツの攻撃を受けたら、

 途端に剣が弾き飛ばされちまうだろうな………いや、それを逆に……)


一つの案が頭をよぎるレィル。

息を整えると、必殺剣技の体勢に入った。


「……デッドリースピン!!!」


必殺剣技が発動。凄まじい回転を伴った剣撃。ウララへと襲いかかる。


「ヴァイオレット・リリアン!!!」


しかしウララ、負けじとそこへ必殺槍技を合わせる。

槍をまるで舞いのように、縦横無尽に華麗に振り回し攻撃する技だ。


ズガガガガガガガガガッッッ…………!!!!


互いの技同士が激しくぶつかり、凄まじい轟音が鳴り響く。


ズガガガガガガガガガッッッ…………!!!!


「!?ぐうっ……!!!」


勢いで勝ったのはウララだった。レィルは弾かれ、その場に片膝をつく。


「終わりにしましょう…!!!」


ハルバードによる強烈な突き攻撃、ウララが突進する。


ガギイイイィィィン………!!!


槍が当たったのは地面に突き刺さった大剣。レィルの姿はない。

瞬時に上を見上げるウララ、上空にレィルの姿。


「オラアアアアアァァァァ……!!!!」


体を回転させ落下、その勢いを利用し、強烈なかかと落としを撃ち下ろす。


「甘いわよっ!!!」


それを見切ったウララ。寸でで体をずらし回避。

しかしレィル、着地と共に今度は下段の蹴りを放つ。


ガガガッッ……!!!!


ウララの足元に浅くヒット、ウララはバランスを崩す。

そのタイミングを見逃さないレィル、

素早く後方の剣を地面から引き抜くと横一線、激しく振り抜いた。


ビュオッッッ……!!!!!


「……!!!!」


それすらも見切ったウララ。後方に回避。


「はあああっ………!!!」


今度はウララの反撃。ハルバードでの一撃だ。


ガギイイイィィィン……!!!


レィルの手元に見事クリーンヒット、大剣は空中へと高く飛ばされた。


「思ったよりは楽しめたけど、ここまでよっ…!!!」


剣を手放し無防備なレィルに対し、ウララの容赦ない攻撃。

レィルの胸元めがけ一直線、ハルバードによる強烈な突きだ。



ガギイイイィィィンン………!!!



そこに鳴り響いたのは金属同士がぶつかり合う音。

レィルはその攻撃を受け止めていた。


「なっ!?大剣は弾いたはず………!!!」


ウララが目を凝らすと、レィルの手には金属製の小手。

大剣が飛んだあの瞬間、装備を変更していた。


「つい先日だ、ある奴に武器を手放すなと注意されてな。

 だが、装備を一つに絞るだなんつうルールはねえ。

 ………………カイザーブロウ!!!」


必殺拳技が炸裂。それをハルバードで受け止めるウララ。

しかし、さらにレィルは強く押し込む。


「うおらああああああああああああぁぁぁッ…………!!!」


ガギイイイィィィン……!!!


強く弾かれたウララ、後方へと飛ばされる。


「くっ!?なかなかやるじゃない。………でもまだまだ力不足……」


そう言って体勢を立て直そうとするウララだったが、

前方のレィルとは別、上空に何らかの気配を感じ、とっさに見上げる。


「……!!!!」


そこにはなんと、ついさっき弾き飛ばしたレィルの大剣。

ウララへめがけ一直線。凄まじい速度で落下してきていた。


「ま、まさか……!!ここまで計算してたわけ!?」


ズシャアアアアァァッ………!!!


大剣が突き刺さる。





(ウララさん大丈夫かな………)


一方ザッハトルテとプラチナ。武器を構え、お互いに見合っている。

ウララとレィルが戦っている場所は死角なため、垣間見る事は出来ない。


ピンと張り詰めた空気の中、ザッハトルテが口を開いた。


「レィルさんに頼んで、プラチナさん、あなたと二人きりにしていただいたの。

 ちょっとお話しをしたくて」


「え、ボ、ボクと話………?」


「そうですわ。


 しかしこのTSOというゲーム、本当に現実さながらですわよね。

 あたかも、自分の現実の体をそのまま動かしているような感覚」


「急に………何を言って……………」


「ですが、やはりそこは電脳世界。

 現実の体の操作感覚と若干のズレは否めない。


 長年TSOをやっておりますと、その体のズレを修正できるようになり、

 さらに、他のプレイヤーのわずかなズレを見抜けるようにもなりますの。


 つまり、体の動かし方を見れば、その方が長くこのゲームをやっているか

 それとも初心者の方か、大まかにわかりますのよ」


「…………………………」


「ウララさんは見るからに上級者といった身のこなし、

 一目見てわかりましたわ。

 ですがプラチナさん、あなたに対しては少々不可解さを抱いていましたの」


「ボクが?………不可解??」


「そう、あなたはわたくしが今まで見てきたプレイヤーの中でも異質。

 不自然なまでに動きが自然すぎますの。

 それがどういうことなのか………今でも私は考えあぐねておりますわ」


「…………………………」


「それでも、先ほどのあなたの魔法を見て、

 わたくしの中にあるひとつの仮説が浮かびましたの」


「ボクの魔法…??……なにか変だったかな………」


「………竜の女、というものをご存知かしら?」


「り、竜の女………??あれ、どこかで聞いたような………」


「……とぼけているわけでもなさそうですわね。


 それならば一つだけ、聞かせてくださいませんこと?

 あなた、他の人にはない特別な移動手段をお持ちではなくて?」


「特別な………移動手段………。

 あ!うん、持ってる……と言えば持ってるかも

 ………でも、どうしてそれを知ってるの?」


「………………なるほど。少し合点がいきましたわ。

 あなた、ご自分が思っているよりも有名ですわよ。


 そして………ますますあなたを手放すわけにいかなくなった。

 ウフフフフ………」


お互いに武器を構え直すザッハトルテとプラチナ。

両雄の対決が今、始まろうとしていた。

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