タイトル(未定)

クロマメ

プロローグ

ターン、ターン、ターン。

メトロノームの音が鳴り響く中。

俺は、とある三人を前にして、はぁと溜め息を溢していた。

その三人と来たら本当にもぅ………。

俺は三人の方に視線をやる。

「ユキヤッ!この店長様の私に、一刻も早く温かいお湯を持ってきなさいよ!!」

「ユ、ユキィ………食器が、また、食器が勝手にぃ………」

「また新作の料理ができましたわ!さぁユキヤ様、御召し上がりくださいませ‼この、『キノコぶちゃもりスープ』を‼」

何で店長のくせに働いてないんですか、とか。

食器が勝手に割れるわけ無いだろ、とか。

キノコぶちゃもりって、もう完全に毒味ですよね?とか。

言いたいことは山程あったのだが、そんな気持ちは抑えておいて。

俺は、溜め息を吐き。




「早く自宅警備員あのころに戻りてぇぇぇ!」





叫んだ。

この三人への不満を込めて。

何よりも。


───────────異世界ここへの、皮肉を込めて!!!!

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