第15話 おっさん目を覚ます
どれだけ時間がたったのか・・・・・目は冷めたが・・・・まだ目がかすみ少しクラクラしている。
目に映る景色は先ほどボーンナイトに殺されそうになった場所のままだ、どうやらそのまま意識を失っていたようだ。
ただ、死んでいないところを見ると薬草と毒消し草が多少なりとも効いてくれたんだろうと安堵する。
俺は毒が消えたのかどうか残りの体力がどれほどのこっているのかステータスで確認することにした。
「ステータス」
と力なく言うと半透明のタブレット画面みたいなものが目の前にでてくる。
そして上から順番にステータスをみていくと
〇氏 名 アマガイ タカシ
〇種 族 ヒューマン(異世界人)
〇L V 53
〇職 業 侍(?)9/10
〇体 力 540/550
〇魔 力 240/240
〇 力 184+15
〇俊 敏 120+10
〇攻 撃 520+80
〇防 御 220+40
〇精 神 280(???)
〇状 態 貧血・打撲・筋肉痛
【スキル】
自動体力回復LV10・自動魔力回復LV5・毒耐性LV8・麻痺耐性LV10・索敵LV3
身体強化LV7
【職業スキル】
刀術(侍)LV10・槍術(侍)LV9・体術LV5・投擲(侍)LV4・居合(侍)LV8
薙ぎ払い(侍)LV10・連突きLV4
【奥義】
戦刀乱舞LV8(光・闇ー火・風・水)
・・・・・毒はなかったがひどい状態なのはわかったし死にそうにもないのもわかった。
しかしどれくらいのボーンナイトを倒したのかね・・・・LV上がりすぎだろ・・・あとスキルもいつのまにか増えたりLVが軒並み上がってやがる・・・・・。
「っと・・・そんなことよりここをでなきゃ・・・」
とふらつきながら立ち上がると貧血のせいか クラクラして 倒れそうになった。
どれだけ時間がたってしまったのかわからないだけに急ぎたい。
しかし、こんな状態でしかも丸腰では合流する前に殺られてしまう、ここは魔物がでてこなくなったのか静かだし今のうち少し休憩してせめて体力だけでも万全にして出口を探すことにした。
あたりを見渡しアイテムバックを探し出し水分補給と携帯食をゆっくり取り、あたり一面に落ちている魔石や素材、ドロップアイテムを回収した。
魔石はなんと174個もあった素材はなんか骨だった・・・気持ち悪いがとりあえず回収した。
そしてドロップ品は、ボーンナイトが使っていたボロボロの剣や槍・盾などのほかに首飾りや指輪なども
結構あった。その中に綺麗な片刃のたとえるなら昔の軍刀みたいな?サーベルみたいなものが落ちていた
「ん・・・・これなら使えるな!鞘までしっかりしているし・・・うん・・・いける」
と左の腰に鞘をつけて、さらに探すと綺麗な短剣が2本落ちていたのでこれはベルトの後ろに左右で装備した。
あらかた拾えるものは拾ったが・・・・・肝心の出口をさがしていると 部屋の真ん中が急に光りだした。
「あれは・・・・転移陣?」
また変なところに飛ばされるかと不安に駆られるがここから出ないとどうしようもないので覚悟をきめて
陣に入ると俺はまたどこかに飛ばされた。
再度、飛ばされた場所を見渡すと・・・・どうやら最初に飛ばされた行き止まりの場所だった。
「ふぅ・・・・とりあえず・・・・よかったぁ・・・・さて皆をさがすか」
俺は皆に合流するべく再び歩き出した。
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