僕と彼と犬と歩いた天国への道

草野隼

第1話

 人生が明日終わる、といわれて素直にそれを受け入れる事ができる人なんているのか。恋人の事、家族の事、仕事の事、夢の事…。心残りがありすぎて、そんな簡単に死を受け入れるなんてできっこない。充実した人生を送っているせいで未練を残して死ななきゃいけない人と、生きていてもいい事なんて無いから未練なんて感じずに死ねるという人と。どっちがましなんだろう。死ぬのが辛いのと、生きるのが辛いのと。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る