第4話





学校を抜け病院へ来た私には帰る宛もなくふらふらとさまよっていると変な研究所に着いてしまった。



どうせ半年で死ぬのなら



その思いが扉を押した


「誰だい」



後ろを振り返った人に勢いよく


「私を消せますか?!」


と叫ぶ、他意はなかった。


だけど、くすりと笑った男の人はこちらを向き事情を聞こうと濡れている私にタオルと暖かいココアを出してくれた。


雨音が窓を打つ。


その中で私は見ず知らずの男の人に全てを打ち明けた。




「なるほど、君は過去をやり直したいんだね?」



コイツ、ナニイッテンダ。



どうやらこの研究者には日本語が通じないらしい。


「あれ、その顔はもしかしてうちの売り文句を知らずに来たの?」


売り文句などわかるはずもない


だけどわからないというのは癪に障るので「胡散臭さなら世界一!とか?」と言うと研究者はすごく怒った

「うちはね、」


後ろの黒幕を思い切り引き大きな機械が露になる。


「タイムスリップが出来るんだ!!」

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