異界転移は突然に。

しらつゆ。

第1日目

俺は井守 薫。

なんともない普通の高校二年生……


だった。



…………………

「どこだよここォォォ⁉︎」

そう、俺は"転移"というものをしてしまったらしい。


「えっと?俺は学校から帰る途中に何かに落ちて……」


まず状況を整理していこう。


学校→家 この途中に何かがあったのは間違いない。

そしてこの間にあった何かに俺は落ちた…と。

「どんなアニメ展開だよっ‼︎」

そう、そうだ、とんだアニメ展開だ。

だから、だから楽しいんじゃないか。

「俺は、この世界で生きてみせる‼︎」

……周りから凄い可哀想な人を見る目で見られた。

しかし、その周りの…人…?というのが良いのだろうか。

なにか、リザードマン?的なの混じってるし、耳長い奴とか

羽ある奴もいるんですけど⁉︎

取り敢えずここがなんていう場所なのかは聞いておきたい。

「あの…すみません…」

……すごい避けられる…確かにああ叫んだ後だしな。

「君、何してるの?」

…その子の第一人称は"可愛い"

それが彼女との出会いとなった。


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