本来あるべき自分であるために、自分を構成する部分を殺さなければならない、というのは絶望的な感じがしますね。
『彼』の連行されるときの叫びが印象的でした。
AIに仕事を奪われるというが、お前らはその仕事を任される程に自分に価値があるとでも思っているのか?
はっきり断言してやろう。ないね。
現にこうやって仕事を『奪われて』いるのが、いい証拠だ。
仕事っていうのは自分で作ることもできるのに、貴様らときたら……
と『彼』は思っていたんだろうなぁ、と考えると少しやるせないですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね。
この辺はもう少し練れたかなぁと少し省みているところです。
担当の彼については――
人を助けたい。世の中を良くしたい。
そういう想いは、いつしか苛立ちに変わってしまう気がします。
全体的に、もっと練って長編として再構成したい物語となりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
興味深く読ませていただきました。
確かにこれは数ある未来の断片の1つかもしれない、そう思わせる説得力がありました。色々と想像力が掻き立てられます。皆が遺伝子調整をして、それで社会は新たなステージに進み、そうなると最適な遺伝子はまた別のものに定まり、皆が遺伝子調整をして、以下繰り返し……とかとか。
処置の描写の生々しさ、どこか機械的な雰囲気は、近しい領域に身を置かれている作者様ならではのものがあるなぁと、勉強させてもらいました。
作者からの返信
髭鯨さん
最後まで、しかもコメントまでありがとうございます!!
さすが、すばらしい想像力です。たしかに、市場のニーズに応じて遺伝子を調整することができればとても有用な人材になりますね……
重ねて、ありがとうございました!