クリアな牢獄 (第26回座談会公開済み)

エントリー#26


作品名   クリアな牢獄

作者名   峻太

作品URL  https://kakuyomu.jp/works/1177354054882781993



作品のキャッチコピー、あらすじ

『電波系SFミステリなる痛い小説』


伊藤計劃へのトリビュートと聞いて、素人ながら投稿してみました。

お暇でしたらヒマ潰しにどうぞ。よろしくお願い致します。

貴重なお時間を割いて読まれた方はありがとうございます、

少しでも楽しんでいただけたら幸いでした。

つまらなかった方はすみません。

申し訳ありませんでした、大変失礼致しました。

もし誤字や脱字に等、又はこの文章はどうみても変だ!などありましたら些細な事でもお寄せ下さると助かります。素晴らしい企画をして頂いた七瀬夏扉さんと企画を知るきっかけとなったイルシスさんに厚く御礼申し上げます。本当にどうもありがとうございました。



作者からの一言、メッセージ


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座談会


ななせ「第二十六回『座談会』を開始します」


七瀬 「ほっ……今回は落ち着いたスタートだね」


ななせ「はい。夜の森のような静けさではじめます。本日のエントリー作品は『クリアな牢獄』。作者さんは峻太さんです。この方もこの企画を通じでツイッターで知り合い、カクヨムアカウントをつくってエントリー作品を投稿してくださいました!」


七瀬 「改めて伊藤計劃氏の存在の大きさを実感するね」


ななせ「本当にそう思います。これが『カクヨムSFトリビュート』や、七瀬夏扉トリビュートだったら絶対にここまでの数の作品は集まってないですからね。特に参加にメリットやご褒美がある企画というわけではないので、伊藤計劃氏の存在感を強く感じます」


七瀬 「『カクヨムSFトリビュート』は作品が集まりそうな気もするけどね。後者のほうは……」


ななせ「さっ、さて……早速、エントリーの作品の話のほうに移っていきましょう! この『クリアな牢獄』なんですけど、読み進めていくうちにどんどん印象の変る物語だと思いました」


七瀬 「印象が変わる?」


ななせ「はい。物語の冒頭で、主人公の『僕』は透明な箱の中に閉じ込められていることが示唆されるんです、さらに箱の周りには別の箱があってと――」


七瀬 「映画『キューブ』のような冒頭だよね」


ななせ「僕も、これはこの透明な箱から脱出する――隣の箱に移るような展開になるのかと思ったんですけど、『僕』はこの世界が『夢』であると早々に見切りをつけて『早く起こしてくれないかなあ』なんて、呑気なことを考え出すんです。そこに一人の少女が現れます」


七瀬 「この少女はコミカルで良かったね。二人の問答が分りやすくて楽しんで読めたよ」


ななせ「サブタイが『平凡少女には名前が無い』なんですけど、容姿まで平凡で『そこは美少女じゃないのかよ!』ってツッコミには笑ってしまいました。この少女が現れてから、物語は『僕』の意識を巡る話になっていきます」


七瀬 「物語がどんどん個人的なところに収束していく感じが気持ちよかったよね。同時に、僕たちが胸に潜めている自意識だったり、自尊心が浮き彫りにされたみたいな感じがして、胸が締め付けられた」


ななせ「そうですね。自分が普段行っているちょっとした行動を振り返って、そのことに思い悩んでしまことって結構ありますよね。ある意味でメタ的な物語でもあります。僕も、たまに自分のツイートを見返して絶望し、布団の中でジタバタしてますよ。うわあああああああああって、しょっちゅうなってます……」


七瀬 「それと一緒にするのは、さすがに作者に失礼だろう……この物語の『僕』が、どのようなことが原因でこの『透明な檻』に閉じ込めらてしまったのかは、ぜひとも最後まで読んで確かめてもらいたいね」


ななせ「個人的になんですけど、文章が良いなと思う物語でしたね。『この世界は何もかもが透明なのに、ぼくが一番知りたい事だけは不透明だ。』――こういった印象に残る、ハッとさせられる文章があるかないかで、物語への好感度ってだいぶ変わってくると思うんですよね」


七瀬 「そうだね。文章や文体は作家の個性であり、身にまとう衣装みたいなものだからね。魅力があるにこしたことはない……あれ、そう言えばN氏の姿が見えないけれど?」


ななせ「ああ、彼なら前回の『座談会』でアイドルにハマって、いま地下アイドルの追っかけをしてますよ」


七瀬 「やれやれ、どうしようもない人だ……」



~秋葉原~


N氏 「オーハイハイハイ♪ オーハイハイハイ♪ オーハイハイハイ♪ オーハイハイハイ♪ フフーフフー♪ フフーフフー♪ フワフワフワフワ♪ ハイハイ♪ ウーフッフー♪ フフーフフー♪ フフーフフー♪ フワフワフワフワ♪ ハイハイ♪ ウーフッフー♪」



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