ラブ☆o☆ラブパニック学園

永久 夏波

変な家族、変なクラスメイト

爽やかな朝の光が指してきた

もう朝かあ

ウーンと伸びしたしゅんかん

バシン!

エーなんで隣で寝てるの?

しっしかも全裸………

「レディーの部屋に全裸で侵入するな。」

お尻をパーンとたたいてやる。

「痛い、ケツが腫れたから動けない。」

なんかあり得ないことを言っている男をまたぎロフトを降りる。

まったくもう。こんな変態が有名人だなんてあきれちゃう。

「ルーリーケツ痛い。」

ちょうど尻尾をふって入ってきた、チビの小花をロフトにあげた。

「コラやめろ。ケツなめるな。」

騒いでいる変態を無視して部屋をでる。

「ルーちゃんおはよう。またスーニイ侵入してたの?」

寝癖頭の小柄な少女があくびしながら歩いてくる。

「おはよう。ユラちゃんは侵入されなかったの?」

「トシニイの添い寝はいつものことだからならなれてるよ。」

なれてるよて………このユラちゃんは私と同じ15才、私の彼氏、昴と弟の利哉さんが育てたと言うお姫さま。

「おはよう。あらめずらしい利哉が起きてこないなんて。」

赤い髪のロングヘアーの女性がテキパキとテーブルの上に朝食を並べる。

「レコーディングと取材で寝れなかったから疲れてるみたいだよ。お昼前に起こしてあげて。」

白い犬を膝にのせて寝ボケ眼でご飯を食べ始めるユラちゃん。

「サヨさんうちの変態も起きてこなかったらお願いします。」

たぶん起きてくるとは思うが。

「変態てスーちゃんはダーリンでしょ。たまにしか帰って来ないんだしかわいそうだよ。」

ユラちゃんて優しいピュアなのはいいけど人を信頼しすぎている。

「ユラは、なれすぎてるんだって。そのうちトシヤにおそわれるよ。」

サヨさんの言葉ごもっともだ。

「ガオーてトシにいよりそれスーちゃんだよ。」

………私とサヨさん体の力が抜けた。

トシヤさんてほんとに添い寝してるだけなんだ。

「イテテ、まさかの夜襲をうけるとわ。」

頭に木屑をくっつけた少年が入ってくる。

「葉月、まずはシャワーあびてきなさい。」

サヨさんに首根っこつかまれて追い出される葉月はチビだが高校生である。

後ろからムスッとした顔の少女がくる、葉月の双子の妹、深月だ。

「おはよう、もうそんな時間?お着替えお着替え。ごちそうさま。」

あくびしなが膝の犬をソファーに乗っけて出ていく。


部屋に帰ると変態………いや昴はまた寝ていたので放置。

これは制服?というような制服に腕とおして………てほんと時間ない。


由良ちゃんと一緒に学校の校門についたしゅんかん。

「みなさーん戦闘がくりひろげられてるのでお待ち下さい。」

戦闘て………

「道をあけてくださいませ。」

私と同じ赤チェックのスカートにピンヒールという出で立ちの御嬢様が幾人か連れて真中を通る。

「朝からおやめなさい。か弱き紳士淑女の皆様がお勉強できなくてよ。」

ヒエーこわいわ。

「カスミ、やり過ぎたら………ああ必殺だしちゃった。」

ドカーンという音とともに煙が………。

どうなってるのよ?この学校………しかも何事もなかったかのように煙の後に登校する生徒。

普通の中学にいた私にはわけわかんない。

「ゲッホホ。ちくしょうおぼえてろよ柳沢。」

全身まっ白な男の子とすれ違う。

「ああ、ハーチャンもやっくんお風呂はいらなきゃ。おはよーやっくん、サヨさんいるから家でお風呂はいりなよ。ハカマがよければチカに頼もうか?」

全身まっ白で顔をしかめている男の子に由良ちゃんが声をかける。

「すまん、まさか小麦爆弾をうけるとは、着替えはだいじょうぶせっしゃの剣道着がある。」

なんかお侍みたいなしゃべりかた。

「瑠璃ちゃんきにせず教室いこう。」

きにするわ………

下駄箱まえまではなんとか掃除してあるけど五寸釘、コンパス……… 金属の三角定規など散乱していてそれをチカと着物に黒の皮パンのお兄さんと一緒に広い集めている。

なんで下駄箱のカギカード式?

中は木造校舎みたいな感じでホテルのロビーかと言いたくなるような配置のテーブルで生徒が優雅にお茶している。

「おはようございます。由良さま、おとなりの方はどなた?」

ひときわ目立つ薔薇がいけてあるテーブルに座っていた軍団に囲まれる………ひい。

「おはようございます。御姉様がた。有紗瑠璃ちゃん、今日から由良どもどもよろしくお願いします。」

私は緊張して頭を下げるのがせえいっぱい。

教室に行く階段でお見送りされて、教室についた時、私は疲れて机とお友達になった。

由良ちゃんすごいわ普通にクラスメイトと話してるし。

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