第69話
サタンが語り始める。
「俺がこの世界に転移して来た時、このサタンに憑依してしました。そして俺は訳が解らずさ迷うと、その先々で恐れられ、攻撃去れ、迫害去れ、ある国にたどり着いた。」
コイツも転移者だったのか!
「その国で人族に出会うと恐れられ、殺されそうになった。サタンは獣魔の長だからな。」
どの国なんだ?
「その時ある女が助けてくれたのだ。その女もまた迫害去れた者だった。」
迫害去れていた?何故?
「ある日、俺は隠れ家に狩りから帰ると、その女が惨殺されているのに気付いた。」
何故其処までしなきゃならないんだ!
「俺は怒り狂い、女を殺した近くの村の村人を、殺し尽くした。そして俺は呪った。
この世界の全てを破壊し、根絶やしにして遣ると!だが今の俺には何も無い。
俺はその国の王に会った。俺はエンジニアだ。
その国の王をタブらかし、その国の力を利用して、兵器を開発させ、効率よくこの世界を破滅させようとした。」
エンジニア!?
メイユウが言っていた黒いモンスターはサタンだったのか!
そしてその国はジャンドゥ。
あの国の兵器は、フェイトンの物に似ていた。
奴はフェイトン人なのか?だけど何故サタンの城がある天井界にジャンドゥは進出していたのか?
更にサタンは語る
「だがある時、サタンの記憶が蘇り、天井界に城があり獣魔共やダークエルフ共が居る事を思い出し、魔法や剣の使い方をも思い出した俺は、獣魔やダークエルフ共を使い破壊活動を開始した。」
だからジャンドゥとは別行動をしていたのか!
「これだからテランは・・・」
ん!?
「リスミーさん?」
この時俺は、言い知れようもない様な不安感に襲われた。
俺の不安そうな表情に気付いたのか、リスミーさんが
「私はどんな時でもユウちゃんの味方よ!」
と笑顔で応えた。
その時サタンはまた怒り狂い始めた!
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!」
「待て!未だ聞きたい事が!」
俺は慌てて制止しようとしたけど!
「ダメだ勇太よ!奴にはもはや届かない!」
とブレスレットのガイバーンが叫んだ。
く!どうすれば!
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