ぼくダック

第1話 ぼく

ぼくは、ミニチュアダックスフント。

キムタクみたいな茶色のロン毛。

耳は大きいけど、足は短い。

だけど、背中は長い。

人間の世界だと背中が長いと なまけものと言われる事があるそうだ。

ぼくは 決して なまけものじゃない。

食べるし吠えるし眠るし。特に吠える事に関しては、他のミニは わからないが ぼくは太い声で立派だと我ながら思っている。

ぼくの先祖は狩猟犬。怖いもの知らずだ。

・・・他のミニは そうかもしれない。だけど、ぼくに関して言えば弱虫という言葉が当たっている。カタッて音がするとビクってなる。ビビってしまうのだ。そう、ビビリなのだ。だから音がすると狂ったように吠えてしまう。情けない。

でも、決して人を噛むなんてことはしない。

甘噛み？それは、信頼関係が出来たらやらせてもらっている。

まっ、自己紹介はこれぐらいにして。