6.ギフト談義
「まずは全員に共通しているツリーからですね」
ようやく見つけた隠れ家で、風祭がそう切り出した。
俺たちが今いるのは、ピラミッドの細い回廊の奥にあった小部屋だ。
今は使われている形跡がない。
入り組んだところにあるから、ピラミッドの増築に伴って存在を忘れ去られているのだろう。
それくらい、このピラミッド――プレデスシェネクは広かった。
ところで、今さらではあるが、ピラミッドの中は薄明るい。
一体どこに光源があるのか不明だが、蛍光灯のような白い光がピラミッドをぼんやりと満たしている。
風祭が説明を続ける。
「スキルツリーと呼ばれていますが、このツリー上にあるスキルはすべて魔法です」
「……? それの何がおかしいんだ?」
「会長はゲームをしませんもんね。ゲームだと、スキルというのはどちらかというと必殺技のようなものなんです。『流し斬り』とか『せいけんづき』とか」
「流し斬りが完全に入ったのに!」
「規久地先輩は黙っててください」
おまえがネタを振ったんだろ!
「この世界の不思議パワーは、基本的に魔法であるということです。さっき出くわしたマミーのような魔物はわかりませんが」
風祭に、会長が聞く。
「魔法とひとくちに言っても、具体的にどのようなものなのだ?」
「ゲームに喩えると……」
「ゲームに喩えないで説明してくれ」
会長に冷たくつっこまれ、風祭が微妙に肩を落とす。
(こいつは無表情なようでいて、案外自己主張してるよな)
しかしその自己主張はあくまでも「微妙な」ものだ。
天才と言われていることもあって、知らない人からは冷たいと思われていることもある風祭だが、その「微妙な」自己主張に気づくとなかなか面白いやつではある。
「この世界の魔法は、さっきも言ったように、スキルツリーで習得します。だから、陰陽師みたいに、呪力的なものを持っている人が厳しい修行をして身につけるのとは違います」
「具体的には?」
「この世界では、魔法は『呼び出す』ものなんです。スキルツリー上で星がつながっている魔法を、その名前を呼ぶことで呼び出します。だから、誰が呼び出しても効果は同じです」
「もう一声」
「あのファラ王と会長は、謁見の間で同じ魔法を使いましたよね?」
「ああ、fermesという火炎を発する魔法だったな」
風祭の問いかけに会長が答える。
しかしファラ王ってなんだ、風祭。
「ええ、それです。正確には火炎の中級攻撃魔法fermesですね。王が使った時も、会長が使った時も、威力は同じくらいだったでしょう?」
「そうだな」
「陰陽師で喩えると、
「陰陽術なんてものが実在するかどうかはさておき、印象としてはそうだな」
会長がうなずく。
「だから、会長とファラ王が同時に中級攻撃魔法を放ったとして、それが正面衝突したら威力がぴったり相殺されます。反面、下級攻撃魔法と中級攻撃魔法がぶつかったら、必ず中級攻撃魔法が勝ちます」
「なんだ、思ったよりも単純だな」
「単純ゆえに、厄介でもありますよ。莉奈は謁見の間で、ファラ王のfermesを相殺するために、下級防御魔法を二つ同時に使いました」
「……そんなことしてたっけ」
俺は首を傾げる。
風祭の言葉に答えたのは火堂先輩だった。
「たしか、ドドルセール、というように発音していましたね」
「よく覚えてましたね。その通りです。ddr:ser。ddrは、『以下の魔法を二つ同時に発動する』という効果の中級支援魔法。serは初級防御魔法です」
「風祭はあの時、王の中級攻撃魔法fermesを、初級防御魔法二つで相殺したということか。ということは、中級攻撃魔法の威力は、初級攻撃魔法の二倍ということでいいのか?」
「その通りです。このように、この世界の魔法でまず押さえなければならないのは、魔法には『級』があり、それは絶対的なものだということなんです」
「なるほど。魔法を発動するのに必要なのは魔法の名前を唱えることだけだ。だとすれば、中級が使える者と初級しか使えない者が魔法を撃ち合った場合、後者は前者に一方的に負けるということか」
「会長は理解が早くて助かります。……規久地先輩はついてこれてますか?」
「だ、大丈夫」
「そこはかとなく不安な答えですね」
「じゃあ、ゲームに喩えてみてくれ」
「要はドラ○エ式です。呪文の威力はキャラクターのかしこさにかかわらず一定です。呪文は名前が長くて強そうになるほど級が上です」
「な、なるほど!」
すげえ! 一発で理解できた!
「そのゲームと違うのは、MPという概念がないことです」
「えっ……つまり、ガス欠なしで撃ち放題?」
「自分の中のエネルギー的なものを使うわけではありませんので」
「強すぎじゃね?」
「強いですよ。そう言ってるじゃないですか」
たしかに、風祭は最初から強いと言っている。
それに、これはゲームじゃない。現実だ。ゲームバランスなんてものがあるはずもなかった。
「でも……ゲームみたいだけど、魔法だけなんだな」
「会長と火堂先輩のために補足しますと、ゲームによっては攻撃のためのスキルや特技のようなものがあるんです。でも、このスキルツリーには魔法しかありません。戦士のための自己強化も魔法によって行うようになっています。要するに、魔法が使えない人は著しく不利なんです。優秀な戦士になるためにすら、魔法が必須なんですから」
「なるほど。まさに魔法の世界だな」
会長がうなずく。
「具体的にどんな魔法が存在するかも、莉奈は既に把握しています。謁見の間にいた兵がどの程度の魔法を使えるのかもわかってます。ただ、一度に全部説明すると混乱するかもなので、他の話を済ませてから少しずつ消化していきましょう。混乱するのはおもに規久地先輩でしょうけど」
「ねえ、今の最後の一文いらないよね!?」
事実だけども!
「今の今まで規久地先輩が役立たずだったことからもわかるように、魔法の才能がない人には生きにくい世界かもしれません。逆に、魔法の才能に恵まれれば多くのものが手に入る世界でもあります」
「あの王様みたいにか」
美女を侍らせ、宝石で身を飾っていた半裸王のことを思い出す。
「うらやましいですか?」
「そうでもないな」
「意外ですね。生徒会に入った時、内心で『今日からここは俺のハーレムだ!』と叫んでいたのと同じ人物とは思えません」
「俺の内心を勝手に捏造しないでくれる!? お、思ってないから!」
「ちょっとは思ってたんじゃないですか? 『この生徒会は美少女揃いだぜ! 自分には手の届かない高嶺の花ばかりなのが難点だけど、日常のちょっとしたエロハプニングを心に刻んで夜のおかずにしてやるぜ!』などと……」
「お、思ってないから……思ってないって……ほ、本当だよ?」
図星をさされ、うろたえる俺に、三人から冷たい視線が飛んでくる。
ちくしょう。いいじゃないか、ちょっとくらい夢を見たって。
「それはともかく、王様がうらやましくないというのはなぜですか?」
「だって、あの王様も、周りにいた美女たちも……あまり幸せそうには見えなかったからさ」
「ほう」
会長が興味深そうに眉を上げる。
「誰かを犠牲にして得た幸せなんてそんなもんだろ? それだけ怨みを買ってるわけだし。気の休まる暇がないじゃないか。油断したら後ろからブスリだ」
会長がくすりと笑う。
「では、あの傲慢な王様を後ろからブスリとやるために、わたしたちのギフトについて話し合おうではないか」
というわけで、いよいよギフトの説明会が始まった。
最初に風祭が言う。
「説明の都合上、莉奈のギフトから始めるのがいいと思います。かまいませんか?」
風祭の言葉に、残り三人がうなずく。
実際、これまでの流れで、風祭のギフトがいちばん気になっている。
風祭が、えへんと咳払いしてから言った。
「莉奈のギフトは、『神算鬼謀』と言います。戦場に存在するすべての情報を把握し、戦略・戦術を最適化することが可能です。最適化には戦略演算とも言うべき、独特の脳内処理が行われます」
「おおっ! 思ったよりもすげーな!」
会長も火堂先輩も驚いた顔をしている。
「莉奈が、謁見の間で敵の戦力とこちらの戦力を比較し、最適な戦術を作り出すことができたのはこのギフトのおかげです」
「神算鬼謀と言ったな。すべての情報を把握すると言ったが、どこまでわかる?」
会長が気になるところを聞いた。
「そうですね。あの謁見の間でしたら、敵の数や空間の広さに始まり、敵・味方がどんな魔法を使えるか、どんな武器を持っていて、どの程度習熟しているかもわかります」
「マジかよ。でも、それだけの情報があっても処理しきれないんじゃないか?」
「そこは、莉奈は天才ですので」
風祭が胸を張る。
「いえ、冗談はともかく。そこは神算鬼謀の戦略演算が補ってくれます。規久地先輩ならわかると思いますが、RTSを30倍くらい複雑にした感じ……ですかね」
「それは十分すぎるほどに複雑だろ……」
RTS――リアルタイムストラテジーというジャンルのゲームのことだ。
その中でもとくに競技性の高いゲームだと、処理すべき情報が相当に多く、人間の限界に挑戦していると思えるほどだ。
(その30倍って……)
風祭自身が冗談めかして言ったように、常人ではとても処理しきれないだろう。
「ギフトについてはどこまでわかる?」
俺が呆けている間に、会長が聞く。
「敵については、ギフトを所持しているかどうかくらいしかわかりません。味方……というか、莉奈に気を許してくれてる人については、タロットこそ見えないものの、タロットの解説文以上の詳細を把握することができます。莉奈が最初にギフトを説明すると言ったのは、莉奈にはみんなのギフトがわかっているからです」
「な、なるほど……」
かなりとんでもない能力だった。
「莉奈にわかる情報の範囲は、どれだけ莉奈に心を許してくれてるかで違います。味方でも心を許してなければあまりわからないはずです。その点ではみなさん、ちょっと心を許しすぎなんじゃないでしょうか」
風祭が言いながら少し照れた顔をする。
「みなさんのスキルツリーについても、莉奈には詳細がわかってます。詳しくは後ほど」
そう言って風祭がぺこりと礼をする。
次に口を開いたのは会長だ。
「わたしのギフトは『一網打尽』という。タロットによれば、『敵意を集め、力と為す。』のだそうだ。実際、敵が多い時ほど、強い魔法が使える感覚があった」
「莉奈の神算鬼謀で調べたところ、会長の一網打尽の効果は、『敵の数に応じてスキルツリーが一時的に伸長する』というもののようです」
「ん? どういうことだ?」
「会長は、多くの敵を前にすると、スキルツリーが一時的に伸び、まだ届いていないはずの星へとつながります。要は、もっとレベルの高い魔法を使えるようになるってことです」
「そういう仕組みだったのか。しかしだとすると、あの王はわたしがギフトを使ってようやく発動できた魔法を、素のままで使えていたことになるな」
「実際、あのファラ王は強いです。中級攻撃魔法が使える上に、自己強化魔法も使ってます。ひょっとしたら、ファラ王が持っているギフトが関係しているのかもしれませんけど」
「何? あの王もギフトを持っているのか!?」
「はい。敵なので詳細はわかりませんが、ギフトを持っていることは感じ取れました」
「厄介だな」
「まったくです」
風祭がうなずく。
「じゃあ次は……千草だな」
会長に視線を向けられ、火堂先輩が言う。
「わたしのギフトは『一騎当千』とあります。タロットには、『エスカレートする暴力。』とだけ……。ギフトの中身については、今のところ心当たりがありません」
「風祭、どうだ?」
「一騎当千は、敵を倒すごとに、火堂先輩に特別なバフがスタックされていくというものです。キルストリークで強くなる、とでもいいますか」
風祭の解説に、会長と火堂先輩が眉をひそめる。
「規久地先輩。お二人にわかるように説明してください」
「俺に振るのかよ」
「だって、先輩は今の説明でわかるでしょう」
「……わかるけど」
俺は頭を整理してから口を開く。
「ええっと、風祭が言ったのは、こういうことです。火堂先輩が敵を倒すと、そのたびに火堂先輩が強くなるんです。バフっていうのはその強くなる効果のことで、スタックされるっていうのはそのバフが積み重なっていくってことです。キルストリークというのは、連続で敵を倒すことですね。……オンラインゲームの知識ですけど」
「なるほど。わたしは今のところ連続して敵を倒すという経験がなかったせいで、ギフトの効果に気づかなかったのですね」
「そういうことです。具体的にどのくらい能力が上がるのか、『能力が上がる』というのはそもそもどういう状態なのか……等々、疑問は尽きません。追々実験してみる必要がありますね」
風祭は言葉を切り、今度は俺へと視線を向ける。
「じゃあ、最後に規久地先輩、お願いします。先輩は、一体どんなすごいギフトをもらったんでしょう? 最後に発表するからには、きっと莉奈たちのギフトを上回るようなすごいギフトなんですよね!?」
「ハードル上げるのやめろ! ていうか風祭はもう知ってるんだろ!?」
「ギフトの名前と効果は知ってます」
かけあいをやる俺と風祭に、会長が呆れ声で言った。
「おいおい、焦らさないで教えてくれ」
「ここが安全と言っても、無駄にできる時間はないでしょう」
ヤバい、火堂先輩がキレ気味だ。
「す、すみません」
「まったく。規久地先輩が茶化すから」
「茶化してるの風祭だよね!?」
俺は風祭をぎろりと睨み、ため息をついて言った。
「俺のギフトは『凡事徹底』です。タロットの説明は、『基本って、大事。』」
「ぷっ。なんですかそれ。糸井○里ですか!」
知らず、俺と同じつっこみを入れる風祭。
「ちゃんと言ったぞ! 風祭、神算鬼謀の分析結果を教えてくれ! 何の見当もついてないんだ!」
「あははは、ひゃははは、ふひゃひゃひゃ」
「そんなには面白くねえよ!」
何がツボったのか笑い続ける風祭につっこみを入れる。
「はぁはぁ……すみません。ええと、分析結果ですね」
「ああ」
「凡事徹底というのは、この世界で広く使われている技術ほど、素早く習得することができるという能力です」
風祭の解説に、俺と会長と火堂先輩が首をひねる。
「風祭、もう一声」
「そうですね。たとえば、魔法があるじゃないですか」
「あるな」
「火炎の初級攻撃魔法fermaを例に取ってみましょう。fermaは初歩的な攻撃魔法です。しかも炎を生み出すので攻撃力が高く、戦闘以外の用途にも便利です。また、fermaの星がスキルツリーの手前側にある……つまり、fermaという魔法に適性のある人も多いです。だからfermaは『この世界で広く使われている技術』に該当します」
風祭の説明に、俺たちはうなずく。
「逆に、上級防御魔法で、強力な物理障壁を張ることができるfadarionという魔法があります。これは適性の持ち主が少なく、ほとんどの場合星はかなり遠くにあるか、まったく見えないかのどちらかでしょう。つまり、このfadarionは『この世界で広く使われている技術』ではありません」
「……そういうことか」
会長がつぶやく。
「要は、ありふれた魔法を、人より素早く習得できるギフトなのだな?」
「惜しいです。正確には、ありふれた『技術』を、人より素早く習得できる、ということです」
「どう違う?」
「魔法に限らないということです。たとえば、剣術のようなものも『技術』に含まれるので、習得が早いです」
「……なんか、そんなに悪くないギフトのような気がしてきたんだが……」
「実際、そんなに悪くはないです」
「だよなぁ!」
「よくもないですけどね」
ガクッ。
容赦のない風祭の言葉に俺は思わずずっこける。
「その技術がありふれていればありふれているほど習得が早いですけど、珍しい技術だったら習得は普通に難しいわけですから」
「なんかまどろっこしいな」
「それから、習得が早いと言っても、プロセスを飛ばせるわけではありません。謁見の間を出る時に、莉奈が規久地先輩に言ったことを覚えてますか?」
「ええっと……なんだっけ?」
目をそらして言う俺に、風祭がこれみよがしにため息をつく。
「『敵の動きをよく見ておいてください』と言いました」
「ああ! 言われたな」
「ちゃんと見ましたか?」
「そりゃ、注意しろって意味だと思ったから、敵の動きには気をつけたよ」
「それならいいです。莉奈が先輩にお願いしたかったのは、いわゆる『見取り稽古』というものです」
「見取り……稽古?」
「武道や芸能の古い家などで、師匠の動きを弟子がよく見て学ぶことです。見ることで、お手本を頭に入れるんですね。本格的に修行を始める前の準備期間にやることが多いようです」
風祭の言葉に、火堂先輩が口を挟む。
「たしかにそういうことをやります。古くさいようではありますが、いきなり芸事をやらせても、とんちんかんになることがありますから、あえて我慢をさせて、師匠のよい動きを脳裏に焼き付けさせるわけですね」
「へえ……そんなことが」
俺は思わず感心した。
「そんなことが、じゃありませんよ。規久地先輩は、敵兵の動きを見て戦い方を学んでください。というより、凡事徹底もあることなので、現時点でも多少の経験値にはなってると思います」
「そ、そうなのか?」
まったく実感がないんだが。
「ギフトがあると言っても、一朝一夕にはいかないかもしれませんね。ギフトのことなので、同じくギフトである神算鬼謀では、習得速度がどのくらい変わるかまでは測り知れません」
「魔法のみならず武芸の習得速度が上がるだなんて、常識はずれではあるのですが……」
「今は時間が限られているからな。あまり習得に時間がかかるようだと、規久地を戦力として当てにするわけにはいかないか……」
はあ、と三人が同時にため息をつく。
「な、なんだよ……俺が悪いわけじゃないのに」
「それはそうなのですが……」
風祭が、言葉を切る。
「それに、規久地先輩を『育て』て戦力化したとしても、規久地先輩はありふれた技術しか習得できません。突き抜けた戦力にはなりえないんです」
「……ちょっと待て。さっき、魔法の説明で、級の話をしていたな?」
「ええ」
「規久地がありふれた魔法しか習得できないとしたら、規久地の使えるようになる魔法の級は、当然平均を大きく超えられないわけだな」
「その通りです。級が絶対のこの世界の魔法システムの中で、高い級の魔法が使えないのはハンデですよ」
「……なんてこった」
習得が早いとはいえ、それなりの時間はかかる。
ありふれたものであればなんでも習得できるが、逆に突出した能力は獲得できない。
これではまるで――
「そう。規久地先輩のギフトは、究極の器用貧乏なんです」
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