第226話 トイレ前ダンスとはなんぞや


 はいこんにちは~。

 なんや本気で寒くなってまいりましたね。


 今回はワンアイデア。

 昨夜、少し遅い時間になって、ベッドに入っていたダンナがもそもそ起きて、トイレへ入りましたとさ。

 なんや大きいほう(我が家では「こびとさん」と称する)がしたくなったらしい。


 我が家には脱衣所があり、そこに洗濯機とか洗面所とかがあって、そこに面してトイレとお風呂が並んでいる構造。

 実はこのトイレ、めっちゃ狭くてですね……。

 座って扉を閉じたら、ほんま目の前にドアがある感じで、閉塞感がハンパない。


 というわけで、我が家ではお客様がきてないときは基本的にドアをあけてことになっている。お下品ですんません。

 まあ、脱衣所にもドアがあるんで許して~って感じですが、よい子は真似しないでください(苦笑)。


 んで。

 ダンナがトイレにいってから、ちょっとしてから脱衣所へ。

 便座に座ってるダンナを前に、おもむろに踊りだすわたし。


「サラーム・ロッキー・バーイ♪ ロ・ロ・ロッキー!」


 ……いや、すんません。

 こないだダンナと円盤で一緒に観たインド映画「K.G.F.」の挿入歌です、すんません! ノリがええので、しばしば脳内を回ってるんです。

 インド映画なので大抵ダンスも一緒についてくるんですが、それもつけてつい踊る。


 ダンナ、苦笑している。

 そのうち出てきたので、「あ、代わってくれるんや」と思って自分も用を足したら、またダンナがトイレに戻った。


「ん?」

「……いや。出るもんも出なくなるわ」

「あ。すんません。脱糞だっぷんしてるとこすんませんゆっくり脱糞してください脱糞言うな!」


 いつものように一人ツッコミする私。

 完全に苦笑しつつ、もう一度トイレに入っていくダンナ。

 その隣の浴室ではムスメが入浴中。

 なんやこの図。シュールやわあ。


「いや、でも楽しいでしょ?」

「……うん」


 ダンナはトイレに座って笑っておりましたが、無理やり言わせた感満載でしたとさ。

 ちゃんちゃん!


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