第167話 大カンチガイでしたとはなんぞや

 こんにちは。

 いやもう参った。ほんま参った。


 前回、「こんど一泊入院するから」とかなんとか、ダンナに言うてましたやん? 私。

 ほんで、昨日は「一泊といえども一応入院やねんから」と、それなりの荷物を持って病院へ向かったわけですよ。

 平日なもんで、もちろんダンナは家で仕事でした。


 この夏、ほんまシャレにならん暑さですよねえ。その日はいつもより荷物も多いし、のたのた歩いて病院へ。一応下り坂やからええようなもんですが、けっこう歩くし、まだそんな暑い時間やないけど大汗をかく。

 ところがですよ。

 予約されていた通りに病院に着いたら、なんや入院することになってない。

 先生に話したら「えっ」てびっくりされて、


「いやいや。今日は胃カメラのための入院の相談と、そのご説明と、事前の検査だけですから」


 って言われる。

 ガーン! マジっすか。

 だって、入院の用意してきたのにー。寝間着とかバスタオルとか歯ブラシとかー。スマホの充電器とか~。


 あああ、自分の思いこみ体質が恨めしい。人の話をちゃんと聞いとけや!

 と、自分に突っ込みを入れつつ、まあゴネてもしゃあないんで、その後は大人しく血液検査と心電図取って、入院の予約もとって帰りました。


 基本的に巡回バスがある病院なんですが、その日はたまたまタイミングが悪くて自分が帰る方面のバスに乗るにはえらい時間が余ってしまいまして。

 しょうがないんで、ぼちぼち歩いて帰りました。

 いやー暑かった。ものすんごい坂道なのでね。しかも帰りは登りやし。

 一応、ちゃんと水とか持って行ってたんですけども、それでもかなりしんどかった。顔真っ赤。ゼーハー言うとるし。

 やっとの思いで帰りついたんですが、めちゃめちゃ頭痛がしてきまして。

 水分をとって頭痛薬を飲みましたが、なんか治らん。ほんで、あとはずっとベッドに倒れ込んでおりました。きっと、熱中症ぎみやったんやと思います。


 まあそんなんで、「胃カメラ入院」はちょっとだけ先延ばしに。ちぇーっ。

 一応、前日9時から絶食とかしてたのにい。胃カメラ大嫌いなもんで、ものすごーく覚悟も決めていったのにい。覚悟の仕切り直しとか、めっちゃイヤやし。

 しかもアレですよ、今月中に大腸の検査もすることになってもーて。

 あれって、大腸ポリープとったことのある人は5年にいっぺんぐらいはしたほうがええんやそうで。

 えええ~。あの大量の下剤のむのんがまためっちゃイヤー。


 え、ダンナですか?

 ダンナは私が帰ってきて、基本的に嬉しがっておりました。


「よかったね、私がおって」

「うん」

 即答である。

「でもま、来週またおらへんねんけどね」

「……ううう」

「あーもう。まーた泣きそうになるう!」


 そうですよねえ。

 ダンナだって一応、「●さんのいない夜を覚悟」してたはずで。それが一週間ほど先になってもーたもんねえ。覚悟のしなおしやね。

 こういう仕切り直し、やっぱりイヤやもんね。


 てなわけで、職場の健康診断もあるしで、今月はわたくし病院三昧になりそうな気配です~。

 まあね、早め早めに検査しとくのがええとは分かってますけどもね~。

 みなさんも、熱中症とともにご健康にはお気をつけて~。

 ではでは!

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