第126話 甘えん坊マシマシとはなんぞや
こんにちは。
今回はあのCOVID-19、いわゆる新型コロナウイルス関連のお話です。
とはいえ暗い部分はありませんので、どうかご安心ください~。
実はすでに他エッセイで副反応に対する事前準備については公開してあります。
ご興味のあるかたは、同じつづれしういち名義の短編「新型コロナワクチン接種 副反応のための前準備について」のほうをご覧下さい!
さてさて。
我が家ではワクチン接種の予約を、ムスメが生まれる前からかかりつけだった近所のお医者さんでとりました。
思った以上にスムーズに取れたのでしたが、その後みなさんもご存知のとおり全国的にワクチン不足となって、ムスメの予約はいったん取り消しに。
私たちだけは「なんとか7月中に打つことで完了しましょう」とのお話でした。
私とダンナは二日違いでの接種。私が先行する形でした。
一回目は大した副反応はでず、私も腕が三日ほど痛かった程度で終了。
二回目は私は熱が出まして、そのほか倦怠感や食欲減退などもあり、けっこうしんどかったのでした。その日と翌日はずーっと寝てましたし。
ところが。
ところがですよ!
心配して色々と準備もしていたのに、ダンナは二回目もまったく平気でした!
微熱すら出ていない!
どゆこと?
年くってるとあんまりひどくなんない(可能性が高い)とは聞いてましたが、それにしたって楽すぎへん?? ぴんぴんしとる。ずるーい!
でもまあ、接種から帰ってきたダンナの腕に一応冷湿布を貼ってあげると、えらい嬉しそうにしていました。
「うふ、うふふふ……」
って気色悪いよ? いや可愛いけどもさ!
「愛を感じるやろ?」
「うん!」
って妙に素直やし。目がきらきらしとるし。
まあいつも「●さんの愛が欲しい、愛が欲しい」ってうるさいもんね。
そのへんブレへんよねー、この人(笑)。
うちは平日でもわりと早起きなんですが、土日でもそんなに変わらへん時間に起きます。その代わりというか、昼ごはんの後は急に眠くなって昼寝することが多い。あ、ムスメは用事がなければ昼まで余裕で寝てますけども(笑)。
ダンナの体調に変化はないようでしたが、その日も一緒にお昼寝することに。
ダンナはいそいそとベッドへ行き、いつものように(そう、いつもなんですよ・苦笑)ベッドの上で「●さーん、●さーん」って細い声をあげて呼んでいる。
あ、ついでながら、その日はたまたまムスメは外出しておりまして不在でした。
ダンナが帰宅してからは何度か熱を計らせていたのですが、そこに体温計は持ってきていませんでした。
「熱どう?」
ってきいたらダンナ、頭をネコみたいにごりごりこっちに押し付けるようにしてきて
「はかって! はかって!」
と言う。手足をじたばたさせている。
「はいはい……」
と、しかたなくおでこをくっつけてみたら私よりよっぽど冷たい。
なんやこれ、この茶番!
「私より冷たいやんけ、バカモノォ!」
すぺーんと額を平手打ちする私。
「つまりアレやね? ○さんの副反応はコレやね?」
「ん?」
「『甘えん坊マシマシ』や!」
いつもの五割増しぐらいで甘えん坊度が増す副反応。
名付けて「甘えん坊マシマシ」。
なんやそれ! うっとおしい副反応やな!
とかなんとか言うとりますが、元気なのをいいことに結局その日の晩ご飯はダンナに作ってもらってもた(笑)。
っていうか、なんも言わんうちからさっさと作って出してくれてました。
マグロ丼でした!
うまかったマグロ丼、うまかった!
と、今回もまたそんなあほあほ話でございました~。
ちゃんちゃん。
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