第67話 〇〇は燃えているとはなんぞや

 で、今回のは前回と同日の朝のこと。


 洗濯物も無事に干して、2人でいつものごとく手をつないで出勤です。

このところ、朝がすっかり涼しくなったなあなんて思ってましたが、歩くとやっぱりちょっと暑い。

 頭の上からは「つくつくぼーし」が降ってきて、足元からは秋の虫の声がしますが、それでも暑いとはこれいかに。


 近くのバス停に向かう道はちょっと上り坂でして、思わず「暑い〜」とか言いましたら、


 ダンナ苦笑して「君、暑がりやもんなあ」と。

「ん?」

「ふつう逆やん? ふつうは 女の人の方が、『 クーラー寒い〜寒い〜』言うて大変やん」


 まあそうですね。

 でも私、若い頃からあんまり手足が冷たくならない体質で。真冬でも室内ではあんまり靴下を履きませんし。

 だから世の女性たちの冷え性のつらさは、絶対に我が身の事としては実感できないのでした。


「うん。燃えてんねん。スターウルフやねん」

「スターウルフ……」


 ぶほっと吹き出すダンナ。

 そう、かの名作特撮「スターウルフ」のオープニングテーマは、我が家のカラオケではもはや定番中の定番。

 ここで歌詞を記す訳にはまいりませんが、まあ要するに燃えているのですよ……。

 もうええねん、分かってくださる方だけ笑ってくだされば!


 そうしてちょっと小声で歌いながら、バス停までの坂道をのぼった朝でございました〜。


 え? これで終わりかって?

 いや今日はこんだけですよ?


 本当は柿ピーネタと同じ朝だったから同じ話にしても良かったんですけどね(笑)。


 ではでは皆様、残暑も厳しい折柄ですが、夏の疲れをごまかしつつ、お互い頑張って参りましょう〜。

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