第46話 ストマック痛いとはなんぞや


 こんにちは。

 夏休みも終わりでございますね。

 暑い中、お仕事の始まっているみなさま、お疲れ様です。

 かく言う我が家のムスメも、今朝はさも「あー、だりー」と言わんばかりに学校へ出かけて行きました。

 久しぶりの学校、だるいよね~。私もそろそろ仕事が始まりますが、こんなに休んでたら仕事の仕方そのものを忘れてそうで怖い(笑)。

 いや、その間めちゃめちゃ小説書いたり改稿したり、イラストまで描いてはいましたけれども。


 さてさて、お題。

 なんとついさっき、ダンナから聞いたお話。

 たまたまテレビで外国人が日本で高額医療受けてはトンズラ(と言うと語弊があるけども)していて問題だっていうニュースをやっていて出た話です。

 いやかぶってるのは「外国人」「病気」ってとこだけです。


 ある日ダンナ、東京出張のある日やったとかで少し早く出勤していた。周囲を歩くサラリーマンさん方はせかせかとせわしのう歩いてはるんやけど、そこはいつも時間に余裕をもって動くダンナのこと。のんきにゆっくり歩いてた。

 するとそこらの道を、うろうろと困ったように歩いてる外国人のご夫婦がいらっしゃった。かなりのご高齢やったようです。ダンナから見て七十とか、八十代には見えたそうな。

 ほんで例によってダンナを見つけると、早速よってきはる。

 「なんやねんな」と思って聞いてみると、どうやらご主人さんが「おなか痛い」とおっしゃっている。奥さんはえらい焦ってらっしゃる。

 ダンナが「ペインなん?」とたずねると、「うん、ペイン」って悲しそうな顔でお腹をおさえてはるんやそうです。ほんで、「ドラッグストアどこ?」といったことをおたずねに。要するに、お腹が痛いけどドラッグストアがどれだかわからないらしい。

 会話はほぼ英語。まあ、ほんまはイタリアの方やったそうですが。


 だいぶ早い時間だったそうですが、ダンナ、すぐにお二人を近くの「マツモトキ〇シ」へご案内。まだ早かったので、一応は開店してても店員さんがあれこれ準備でわさわさやっていたそうですが。

 ところがですな。

 ご主人さん、無事にお薬を渡されて、いきなりその場で飲み始めた。いや、お代はまだ支払ってはらへんのんですが。ほんでさらに、


「水、クダサイ」


 ダンナも店員さんも、ちょっとぽか~んやったそうです。

 ははは、イタリア人ご夫婦、ワイルド。

 いや、それだけ切羽詰せっぱつまった痛みやったのでしょう。もちろん、あとでお支払いもしはったでしょうし。

 異国でどんなにか心細かったことかと思います。ご高齢なことやしね。

 

 ほんでやっぱり外国の方から「こいつなら安全!」「こいつならきっと助けてくれる!」と一見して判断されるダンナのお話、その二でした~。

 ちゃんちゃん。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る