◆◆登場キャラクター紹介6◆◆

【シェン・グァン】

漢字名:光 蕈

性別:女

年齢:14歳

人種:光国グァングージャ

職業:姫巫女


 光国グァングージャの姫巫女。

 若いながらも姫として宮殿内での執務と、神事での巫女としての働き、及び国防のために戦う。

 老婆のような口調で話すが、これは幼い頃の教育係だった老婆の言葉遣いがうつったため。

 高いExG能力とキャリフレーム操縦技術を持ち、光国グァングージャ最強のパイロットである。

 兵士以外は女性しかいない宮殿でずっと生きていたため、異性への羞恥心というものを持っていない。

 敵だと思っていた裕太のことを最初は良く思っていなかったが、ともに戦う仲間となってからはその腕を認めている。

 しかし、異性として意識しているわけではなく、あくまでも貴重な自身と同等以上の操縦技能を持つ人間という程度。



【リンファ・グァン】

漢字名:光 凛華

性別:女

年齢:不明

人種:光国グァングージャ

職業:女帝


 光国グァングージャを治める女帝。

 国を内包するスペースコロニーが太陽系という人間の居住域に入ったことで、遠からず来るであろう外部との接触に備えた政策を行っていた。

 しかし、それはExG能力者と無能力者における徹底的な役割分担であり、それが能力の有無による差別的政策だという不満を生み出し、反政府軍が立ち上がる原因となってしまう。

 反政府軍の凶弾から娘であるシェンを守るために銃撃を受け、その後死亡するもその姿と意思をマザーにたくしていた。



【マザー】

性別:女?

年齢:不明

人種:水金族

職業:水金族の母


 太陽系に存在するすべての水金族の母たる存在であり中枢。

 本体は木星と火星の間に存在するアステロイドベルトの中に存在する巨大な液体金属であり、直系のスレイブ(容れ物・肉体)を通して光国グァングージャで人間について学んでいた。

 ちなみに人間としての姿は、周辺の宇宙船で事故死した地球人の女性の外見を借りている。

 光国グァングージャでは姉様あねさまとして慕われており、シェンの新しい教育係として任命される。

 リンファ亡き後は彼女に代わり光国グァングージャを統治していた。

 ヤンロン襲撃事件の後は、マザーという名の一人の女性として引き続き光国グァングージャを統治する。

 金海サツキの母でもある存在だが、マザー自身のルーツが何なのかは不明である。



【ヤンロン・クー】

漢字名:煇 炎龍

性別:男

年齢:24歳

人種:光国グァングージャ

職業:元宮殿兵士


 光国グァングージャの宮殿兵士として働いていた若者。

 姉様あねさまもといマザーとは恋愛関係にあったが、女帝リンファ暗殺事件を切っ掛けに反政府軍へと身を投じ、トップへと成り上がる。

 光国グァングージャが元のようにヘルヴァニアの支配下に置かれることで、国を古いしきたりから解放することを望んでいる。

 マザーの正体を知ってからはマザーが支配下に置かれたくなる国にするためにネオ・ヘルヴァニアへと所属する道を選ぶ。



【ズーハン】

漢字名:紫涵

性別:男

年齢:10歳

人種:光国グァングージャ

職業:農村の少年


 光国グァングージャの農村に住む少年。

 親がおらず貧しい暮らしをしているため、たびたび食料泥棒をしては捕まり宮殿の地下牢に入れられている。

 宮殿側もその事情を知っているため罰は与えず、翌日には釈放している。



【銀川スグル】

性別:男

年齢:38歳

人種:地球人(木星出身)

職業:キャリーフレーム設計士 兼 フレームファイター


 銀川エリィの実父。

 超人的なExG能力とキャリーフレーム操縦技能をもっており、地球圏最強のパイロットと言われている。

 半年戦争の英雄ではあるが、戦争後すぐに軍を退役した。

 もともとは半年戦争の始まりとなった戦いに巻き込まれた民間人であり、知人を救うために試作機であったエルフィスに乗り込んだことが切っ掛けで軍属となった経緯があった。

 戦いの中で旧ヘルヴァニア銀河帝国の女帝、シルヴィアと出会い戦後には結婚した。


 現在は娘のエリィを溺愛する親バカ親父であり、エリィが惚れている裕太に対して複雑な感情を抱いている。

 パーソナルマークは、ライオンとアルファベットのGに渦巻く銀河を加えたマーク。

 これはスグルが考案したものではなく、相手側を畏怖させるために遠坂艦長の案によってエルフィスに入れられたもの。



【銀川シルヴィア】

性別:女

年齢:37歳

人種:ヘルヴァニア人

職業:主婦


 銀川エリィの実母。

 半年戦争当時は女帝シルヴィア・レクス・ヘルヴァニアとして、国民に愛される指導者であった。

 スグルとは、乗っていた宇宙船が事故にあった際に脱出ポッドで漂流していたところを、戦闘後でエルフィスに乗っていたスグルに拾われたことで出会う。

 その後はカウンター・バンガード旗艦アークベースにて、敵国の要人として軟禁されていた。

 しかし、実質的に実権を握っている摂政グロゥマ・グーとの確執、シルヴィアが穏健派のトップであることが判明した後は、地球側の同志として協力体制を取った。

 出会いの頃からスグルとは様々な困難やトラブルを共に乗り越えたことで互いに惹かれ合い、戦後すぐに軍を退役したスグルと結婚した。

 女帝だった頃は役職に準じた毅然とした女性だったが、結婚後は軟化。


 40歳を超えても外見に衰えが見えず、20代前半くらいの外見のままである。

 そのため、事情を知らない者からみればエリィとシルヴィアが並んでいる姿は姉妹と間違われるほど。

 これはヘルヴァニア人女性の特徴でもあるが、本人は「幸せにまさるアンチエイジング無し」と言っている。



【ゼロナイン】

性別:女

年齢:2歳(肉体年齢14歳)

人種:地球人(クローン)

職業:ネオ・ヘルヴァニア兵士


 ネオ・ヘルヴァニアによって産み出された、遺伝子操作によって生まれつき強いExG能力を持たされたクローン人間。

 ゼロナインを含むクローン兵士は「ナンバーズ」と呼ばれ、全員が真紅の髪と瞳を持つ女性である。

 ナンバーズは12歳の身体になるまで胎児の状態から培養液の中で成長促進され、受精からわずか数ヶ月で誕生する。

 ナンバーズの生産はネオ・ヘルヴァニアが組織される以前から行われており、研究施設ごとネオ・ヘルヴァニアが接収して戦力としている形となる。


 ゼロナインは名の通り9番目の個体であり、2歳の時点で規定値を超える能力を持った初めての実戦個体。

 そのため生まれたときから戦闘訓練など兵士としての教育が施され、ネオ・ヘルヴァニアの忠実な兵士として育てられてきた。

 肉体年齢相応の好奇心や欲求は少なからずあるため、レーナとの交流の中で心を開く兆しを見せていた。

 しかし、ネオ・ヘルヴァニアに回収された後は記憶の調整を受けて元の兵士の人格へと戻される。



【ゼロセブン】

性別:女

年齢:5歳(肉体年齢17歳)

人種:地球人(クローン)

職業:ガエテルネン海賊団パイロット


 ガエテルネン海賊団のエースパイロット、レーナ・ガエテルネンの正体。

 7番目のナンバーズとして生まれたが、2歳になっても能力が規定値を遥かに下回っていたため、処分の名目でとあるコロニーの有力者の養子となっていた。

 そこで幸せに暮らしていたものの、コロニーが災害によって崩壊し養父母を失い、ショックで記憶を失っていたところをナニガン・ガエテルネンに拾われて今に至る。

 彼女の以前にも1~6番目のナンバーズがいるが、すべて養子としてどこかに行っている。

 レーナの才能が開花したのは4歳の頃からであり、ナンバーズとしては遅咲きの才能。


 自身の正体を知った際、僅かではあるがショックを受けたものの自身がナニガンの娘として誇りを持っているためアイデンティティの崩壊には至らなかった。

 むしろ、実年齢が若すぎることによって、結婚の年齢制限に引っかかってしまうことの方がショックだった模様。



【ドクター・レイ】

性別:女

年齢:37歳

人種:地球人

職業:ネオ・ヘルヴァニア研究員


 ネオ・ヘルヴァニアの研究ステーションにてナンバーズの生産・管理を行っている研究員の女性。

 半年戦争の頃より自身の遺伝子を使いナンバーズを作る研究をしていたが、半年戦争終結後に倫理などの問題によってプロジェクトが凍結させられる。

 その後、ネオ・ヘルヴァニアが研究ステーションを接収したため彼女にも再び生きる意味が与えられた。

 「人間兵器の生産管理者」ということで以前までのステーション管理者には邪険に扱われていたが、キーザには普通の人間として扱われている。



【ロザリー・オブリージュ】

性別:女

年齢:26歳

人種:ヘルヴァニア人

職業:ネオ・ヘルヴァニア兵士


 ネオ・ヘルヴァニア軍の女兵士。

 顔の両側でカールした金色の髪がトレードマーク。

 オブリージュ家というヘルヴァニア貴族の生まれであるが、半年戦争によって愛する祖父を失い、貴族としての生活も幼くして取り上げられる。

 その後は辺境のスペースコロニーにてほそぼそとした生活を送っていたが、ネオ・ヘルヴァニアが本格的に活動を開始するにあたり招集され、兵士として所属する。

 祖父を殺めたスグル、及びその登場機であるエルフィスに対しては不倶戴天の敵として怒りで我を忘れるほど憎んでいる。



【ロゼ】

性別:女

年齢:26歳

人種:ヘルヴァニア人

職業:記憶喪失者


 ロザリーがスグルとの戦いによって記憶を失った姿。

 名前はカーティスがつけたもので、彼女の名前を表す私物に「Ros」という文字が綴られていたことからとっている。

 記憶を失った自分に優しくしてくれたカーティスを慕っている。

 金髪の髪はカールさせず、ただの長髪にしている。



【ネオノア】

性別:男

年齢:不明

人種:不明

職業:ネオ・ヘルヴァニア皇帝


 ネオ・ヘルヴァニアを組織した、目元を仮面で隠した謎の男。

 優れた観察眼によってスグルの機体が万全でないことを見抜き、キーザとの戦いを止めた。

 スグルですら圧倒するプレッシャーとカリスマを持っており、ネオ・ヘルヴァニアの底の深さを体現した存在。

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