父へ

あなたが自分自身で命を絶って

どれぐらいの月日が流れたのだろうね


当時の私は未熟だったから頼れないし

あなたはあなたなりに考えた先に見つけた答えなのだけど

それは間違っていると今なら断言できる


そりゃね

そういう心の病気で

一回そうなったらなかなか治らない

それもわかっている


いや理解できる

何故なら私もそうなったから


全てが 世界が信じられなく

ましてや自分自身も信じられなく

何を信じればいいのかわからない

そんな状態なのはわかるよ


でもね

見て欲しかったな


私の成長を

兄弟の成長を

私が選んだ人を

私が決めた道を

あなたに見て欲しかった

信じてほしかった


生きていてほしかった

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