私が無意識で望んでいたこと
まだ小学生の時の話だ
母に
祖父が言った一言で私の名前が決まった
という話を聞かれた
私の家は結構昔ながらの考えをしてる人がいるし
別にそのことに関してははっきり言って
興味がなかった
ただどうしても私の名前に付けられた
漢字だけが納得できなかった
母から漢字の決め方に
姓名判断を使い苗字とも相性がいい文字にしたとのことだ
ちなみに私の下に3人ほど兄弟がいるが
4人とも同じ画数になるようになっている
ただどうしても私は自分の名前に納得が出来なかった
いや
名前からくるプレッシャーを感じたのだろう
私は自分の名前通りになれない
小学生の時点で私は人生に絶望していた
二十歳を過ぎ
MMORPGにはまり
2回目のところで
今まで使ってたHNがすでに誰かが使っていた
その時 何気なく
私は自分自身に
「咲玖」
と名付けた
とある漫画でこの名前を使っているキャラクターがいるらしいが
その時の私には知らなく
ポンっと
頭に浮かんだ名前を付けた
それから私は
いろいろな人に会った
自分がいかに幼稚で
いかに堕落してた人生を歩んできたのか
それを教えられた
そして
気付いたんだ
自分が自分自身に求めていたものが
本当は自分は
自身の名前に恥じないように
歩んでいきたかったのだと
同じように
なりたかったんだ
ただ自分なりの花を咲かせたかったんだ
それに気づいてから
私は少しずつ努力した
少しでも自分が望んでるように
自分に自信が持てるように
「咲玖」
そして私は
「咲玖」
これは自分が望んでいたものを
周りの人に教えられた名前だから
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