第40話「魔法道具を作ろう2」

 腕を動かす。動いた。

 脚を動かす。動いた。

 顔を動かす。動いた。


 皆さん。おはようございます。

 私?ふふふ、誰でしょう?え?前回の終わりでばればれ?

 ちっ。ノリの悪い人達なのです。


 そうです。マイルズです。

 先日作成した案山子の最終調整中です。意外と簡単に行けましたね。意識の結合。

 ん?やっぱりわからない?あのね、懇切丁寧に教えてくれるのは学校までなのです。分からない方は何ページか前を読み直してきてください。社会人になったら自学自習は大事ですよ?


 さて、体を起こして……おや?起きません。

 うーん。権三郎助けてなのです……むっ、声が出ません。

 ああ、発声機能作ってなかった……。

 製造は地味な改善の連続なのです。ですが楽しい外歩きボデーなのです。

 頑張りましょう。……え?祖母よ何といいましたか?


「それも危険な予感がするので持ち帰ります」

 うふふ、都合良いですね。早めに調整を終えて。祖父よ!

 わからない所があるのです!!


「よし、次の魔法を覚えて……。リっ、リーリア、ジョークじゃジョーク」

 農業魔法は後でいいのです。

 この関節部分の稼働範囲と出力についてなのです。

 私の案山子はこうして祖父の協力の元、動ける状態に仕上がりましたが……。

 祖父と供にを祖母に持っていかれてしまいました……。

 おもちゃを取り上げられた幼児の様にごねる私ですが、……残念それはフェイクなのです。

 ……2~3日後に動かしてみましょうかね。ふふふ。

 あ、しまった実体弾が出そうな形のビームライフル持たすの忘れてた! 折角灰色の人型なのに……。

 まってまって、肩部スパイクアーマーだけは!

 シリーズの特徴部分だけは!!!

 結局そのまま持っていかれました……無念。

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