百日草
君とは幼い頃からの親友だった。
気づいた頃には、いつも一緒
楽しいときは共に笑い、
悔しいときは共に涙をのんだ。
遠い遠い見知らぬ地でいま君は、どんな暮らしをしているのだろう。
最後の別れはひどいものだったけど、
あれから長い月日が経った。
今はもう、黒く染まった感情を
あの頃の思い全てを水に流そう。
叶うことならまた君と、
一からやり直したい
いま君を思うと
胸のあたりに痛みを覚える。
胸からじんわり広がる生温かさが
冷えてく体をわずかに温める。
君の笑顔が目に浮かぶ。
あぁ、そうか
君はあの頃と変わらないまま、
そのままの君で、
会いに来てくれていたんだね…
花の声 伊吹ヨモギ @ibuki_yomogi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。花の声の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます