そこにあったのは、存在しない妹の記憶……

 今日(※執筆時)も地元はふんすと晴れております。室温は執筆時で22.5℃。うん、朝は冷えるね。でも昨日も日中は最高室温が29.5℃まで上昇しました。週間予報と違うぜ。日曜は寒波がすごいって言ってたのに。やはり当てにはならぬな。

 とは言え、昨日は最も気温が下がった所も多かったみたいです。最低気温が0℃未満の冬日が全国で60地点超えしたのだとか。初氷・初冠雪と、冬の便りも届いたようです。まぁ朝晩はね。昼間が上昇しすぎるんじゃよー。


 さて、秋と言えば様々な『〇〇の秋』がありますが、よろしくない例えに花粉症の秋があります。秋花粉症の原因は主にブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど。草花粉が秋の花粉症の特徴ですね。そしてこの秋花粉の症状ですが、春花粉と違い、目の症状が強い方が多いようです。目が痒いだけでなく、目やにが出る、目の異物感が出るという方が多いのだとか。

 当然ながら、市販薬より病院で処方される薬の方が効果があるので、症状の辛い方はぜひ受診してくださいね。


 さて、昨日は、自民党の世耕参院幹事長が所得税減税に関して「来年夏のボーナスぐらいに減税になったと分かるような対策を取っていく」と述べていたり、厚労省がインフルエンザの流行で深刻化している後発薬不足対策に本腰を入れ始めていたり、愛知で行われていた『名古屋まつり』の時代行列中に織田信長役の男性が落馬して頭を打つ怪我をしたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、実在しない妹をお役所に認めさせた老夫婦の話題です。女性の若く見られたいと言う執念は認知さえも歪ませてしまうのですね。


 10月22日(※執筆時)、警視庁は実在しない妹になりすまして戸籍を取得していたいずれも東京都大田区在住で警備員の女(72)と夫の会社員の男(65)を有印私文書偽造・同行使などの疑いで逮捕したと発表しました。女は容疑を否認し、男は認めているのだそうです。

 逮捕後の調べに、女は自分は『妹』だと主張し、「姉とは今、喧嘩をしていて連絡が取れません」と供述しているのだとか。


 2人は共謀して女が実在しない妹に成りすまし、2021年の11月に家庭裁判所に、22年の9月に大田区役所にそれぞれ偽造した書類を提出するなどした疑いがあります。この時『妹は48歳』と設定しており、実際に戸籍が作成されていたのだとか。


 女は裁判所に「母が亡くなって妹の戸籍を調べたら、籍がなかったので作ろうと思った」と説明していたのだそうです。妹は書類上で男と女と同居する無職と言う設定だったのだとか。


 2022年の10月に女が『妹』に成りすまして原付き免許を取ろうとしたところ、運転免許試験場の職員に疑われて事件は発覚。女は職員に対し「妹に免許をとってあげたかった」、男は「妻は若く見られたい」と話したのだそうです。


 こ、これは……。一言で言えば精神的な病に罹患しておられますな。夫の言う「若く見られたい」と言う思いが暴走して認識を書き換えてしまったと言うのが真相に近いように感じます。認知症の亜種でしょうか? 

 妻の主張に夫が抗えなかったと言うのが、この夫婦の歪みの大きさを示しておりますね。お役所に偽造した書類を提出するだなんて……。しかもそれが通っちゃったと言うね(汗)。


 戸籍が作れてしまったのが成功体験になって、更に思い込みは加速したのでしょう。そこで免許まで取ろうとしたのが失敗でしたな。お役所は書類上の手続きだけで事が進みますけど、免許は取得する人を確認します。

 そう、「そんなお婆さんみたいなおばちゃんがいるか」と言う訳ですな。72歳が48歳と主張するのは流石に無理があんねん。


 この記事に対するコメントでは『いやコレ、精神的な病気じゃないのか…?』とか『72歳が48歳は無理がありすぎるやろ?』とか『どこかのヲタクが二次元の妹の戸籍を作ったのかと思ったよ』などの意見が多くの支持を得ていました。

 他には、逆に言えば年齢・容姿的に不審がられなければ戸籍生成は可能なのか…とか、何をやりたかったんだろうと言うコメントもありましたね。


 一覧では、流石に無理があるとか、意味が分からないと言うものが多かったです。私も最初は理解出来ませんでしたし。老けていく自分に失望したのが発端でしょうけど、ここまでエスカレートしてしまうのは特殊な事例でしょうね。

 この一件で分かるのは、戸籍の偽造はハードルが低いと言う事です。お役所さん、今後はもうちょっとチェックを厳しくしてね。

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