スキマニュース日記

視察は観光じゃねんだわ……贅沢はするけどな！

　今日の地元はシャアアと雨のち曇りです。室温は執筆時で２６.５℃。地元は普通の雨量でしたので、被害とは無縁です。また結界が守ってくれました。

　昨日は梅雨末期の雨の地域とそれ以外の暑い地域に別れましたね。まずは豪雨地域ですが、九州北部から中国地方を中心に発達した雨雲がかかって松江市で２０８.０ミリ、鳥栖市で１８６.５ミリ、日田市で１８５.０ミリ、下関市で１８０.５ミリなど、各地で大雨が降りました。この雨は長引くと言う予報も出ています。

　一方、雨雲のかかっていない地域では猛暑に。北海道では今年初の猛暑日になり、熱中症警戒アラートが各地で発表されました。東京都では今年初めての発表になったようです。今日も当然のように暑くなるみたいですね。

　長期予報によると、今年はエルニーニョ現象の影響で梅雨が明けても雨の多い夏になるのだとか。またお米が不作になるような事になりませんように。

　さて、昨日は、東京の浅草寺で本堂の天井画『龍之図』が剥がれている写真がＳＮＳで話題になっていたり、群馬の県道でスイミングスクールに通う小学生ら２０人を乗せたマイクロバスがガードレールに接触して児童２人が軽い怪我をしたり、四国で初めて１９歳のタクシー運転手が登場した事が話題になっていたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは、地方議員さんの贅沢視察旅行の話題です。かつては許されたかも知れませんけど、もうこう言うのはやめていきませんか？

　今年の１１月に香川県議会の議員８人が南アメリカの県人会周年行事に参加します。旅費は全額税金でまかなわれるのですが、その金額が物議を醸しているのだとか。

　香川県議の海外視察を巡っては、昨年『実質的には観光』だったと言う事で、旅費の一部返還を求めるよう知事に命じる判決が確定したばかり。

　海外県人会との交流自体は判決でも合理性が認められたのですが、今回の視察は『あまりにも高額』などと市民団体から疑問の声が上がっているのだそうです。

　海外視察の期間は１１月１０～１９日。池田知事と共に３ヶ国を訪問する予定になっており、最初のパラグアイでは県人会創立５０周年、次のブラジルでは県人移住１１０周年の記念式典にそれぞれ参加するのだそうです。

　経由地のアメリカのロサンゼルスでも県人会と懇談。高松市の栗林公園と姉妹庭園提携を結んでいるロスのハンティントン財団庭園では、県内から移築された古民家の披露式典に出席するのだとか。

　費用は航空券代、宿泊代、ガイド・車両代などで計２１０６万円を見積もっており、１人あたり２６３万円になる計算。国家公務員の規定に準じるとした県条例に基付いて、航空機はビジネスクラスを利用。ホテルには６泊し、最高額は１泊６６０００円になるのだそうです。

　今回の海外視察の計画は７月１０日の定例県議会の最終日に提案され、採決される見込みなのだとか。

　いやはや、お大尽ですなあ。流石は県のおえらいさんです。その地位に見合う視察ともなれば貧乏旅行とは行きませんよね、ええ。それなりのクラスの便に乗り、それなりのクラスのホテルに泊まらねば。県民の税金でな！

　て言うか、昨年も贅沢すぎって裁判所から判決が下されたって言うのに凝りませんねえ。これでも昨年よりはグレードを落としているのかしら？

　このプラン、異議を唱える人はいなかったのかしら？　そりゃ最近の海外のインフレはビックリするものがありますけど……ギリギリまで削れるところは削れるように努力した結果が１人あたり２６３万円なのかしら？　海外旅行って物入りですねえ。

　今日採決されると言う事ですが、記事になっても影響力はないんかな？　ゲーム条例を押し通した県だから、今回も外部の声はスルーしそう（汗）。

　この記事に対するコメントでは『旅行気分で無駄遣いする輩は自腹で行けよ！』とか『海外視察と言う目的の観光旅行』とか『香川県は条例でゲームを制限する前に、自分達の税金の無駄遣いを規制する方が先なんじゃないのか？』などの意見が多くの支持を得ていました。

　他には、『ほのぼのうどん県』のイメージをぶち壊しにする愚行とか、こう言うのはどこにもある悪習慣やと言うコメントもありましたね。

　一覧ではどう考えても観光旅行です有難うございます的なものが多かったですね。とは言え、香川だけが特別だとは思いません。各地で似たような事をやっている気がします。新聞沙汰になる事はそこまで多くはないですが。

　香川はゲーム条例の件やその他諸々で悪目立ちをしてしまったのでしょう。今後はしっかり節約を考えて欲しいところです。