わしゃあ、もう介護に疲れたんじゃ……

 今日(※執筆時)も地元はふるふると晴れております。室温は執筆時で27.5℃。昨日の最高室温は32℃を記録しましたけど、今日も同じくらいには上昇しそうです。あれ? もう11月ですよね? 北海道の稚内ではもう雪が降ったと言うのに……。とは言え、平年より15日遅かったみたいです。北海道でもかあ。

 週間予報、関東では週末にぐっと冷えるのだとか。地元も最高気温だけでいいから、もうちょっとこの季節らしくなって欲しいところです。なるといいな。


 昨日は北朝鮮からのミサイル関係のニュースがいくつも踊りました。日本、韓国、アメリカの外務省の幹部が今後の対応について電話で協議したり、岸田首相が「暴挙であり、決して許されるものではない」と強く非難したり。

 それもミサイルが日本の上空を通過したとかしなかったとかで現場が混乱したからですね。正確な場所も補足出来ないようじゃ、追撃とか夢のまた夢ですよ。ヤバいなあ。早く何とかして欲しいところです。


 ではまずコビッド関連の話題から。全国で67605人、東京で6686人、大阪で3781人、神奈川で3925人、愛知で4037人、北海道で7257人の感染者が新たに確認されたりしました。昨日も北海道の感染者が東京を超えています。せめて感染者数増加の原因だけでも判明して欲しいものですよね。


 さて、昨日は、大阪の南港魚つり園護岸で釣り場に向かう通路の手すりが崩落して転落した男性が怪我をした事が分かったり、広島の福山港から岡山の民間企業の敷地内に運ばれたコンテナ内に10000匹以上のヒアリが発見された事が分かったり、兵庫でメダカ約500匹を盗んでいた男が逮捕されたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、長年の介護の末に心身共に疲れ切った末の犯行の話題です。この決断に至るまでに誰かに相談出来ていれば……残念。合掌。


 11月3日(※執筆時)、神奈川県警大磯署は車椅子の妻を海に突き落として殺害した大磯町生沢在住の無職藤原宏容疑者(81)を殺人容疑で逮捕したと発表しました。容疑者は容疑を認め、「介護に疲れていた」と言う趣旨の話をしているのだとか。


 容疑者は11月2日の午後5時半頃、同町の大磯港で妻の照子さん(79)を舗装された岸壁から海に車椅子ごと突き落として殺害した疑いがあります。照子さんを散歩に誘い、車で港まで連れて行ったとみられているのだとか。

 夫婦は2人暮らし。妻の照子さんは足が不自由なため、容疑者が40年以上介護していたのだそうです。


 事件発生直後に、海に浮いた人を見つけた釣り人が町の職員を通じて110番通報。同7時頃に同町の別の場所で暮らしている長男から「父親が母親を突き落としたと話している」と署に通報があり、容疑者が関与した疑いが強まったのだとか。


 何とも悲しい話ですね。これもまた老老介護の現実なのでしょう。旦那さんは溜め込むタイプでギリギリまで周りに苦労を見せなかったんじゃないかなぁ。知らず知らずの内に限界を越えるほど心労が溜まっていて、いきなりダムが決壊したのかも知れません。やっぱりストレスは溜め込むのはよくないですね。

 誰か気の許せる人が近くにいて日々愚痴を言い合ったり相談したりしていれば、この事件は起こらなかったんじゃないかな。


 40年以上も連れ添って、周りからはいい夫婦に見られていた事でしょう。心の中は見えませんもんね。見えないからこそ、よく見られようと無理をしてしまったのかも知れません。そう言う心理もありますよね。辛くても自分からは決して言い出さない人。

 本当に悲しい話です。多分、出来れば今後もお互いに死ぬまで夫婦仲良くしていきたかったはずでしょうに……。


 この記事に対するコメントでは『元施設職員だが、楽しく人の世話が出来たのは潤沢な設備や資材と他職員のお陰だと思ってる。お家で看るのはそれはそれは大変だと思うよ。数日でも他人に任せて欲しかったよ……』とか『自宅で介護は疲れるよ……。イライラもするし、自分の時間が持てないし、ストレスも溜まる。介護施設に入れるには高額な費用がかかるし……』とか『40年以上……これは本当に大変だったと思う。介護従事者として、こう言う事件は本当に心が痛むし、無力感に苛まれる。誰かを責めるのは簡単だけど』などの意見が多くの支持を得ていました。

 他には、政府は国民の生活にもっと目を向けて仕事しろよとか、こんな時のために安楽死を合法化しないとと言うコメントもありましたね。


 一覧では容疑者の心情を察して同情するものが多かったです。本当に今は年老いてから生きるのに辛い時代ですよね。お金があれば施設に預けて世話をしてもらうと言う手を使えますけど……。

 少子高齢化で、こう言う事例がもっと頻繁に起こるようになってくるのかも知れません。淋しい話ですね。どこかに救いはないのかしら……。

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